含油率
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/28 22:03 UTC 版)
含油率は油料作物の単位重量当たりの作物に含まれる油分である。下記の表には記載していないが採油率という定義も使われる。採油率は植物に含まれる油のうち採取出来る率という意味ではなく、単位重量あたりの油糧種子からとれる油の率である。例えば、大豆の含油率は約20%で、その内9割が採取でき採油率は約18%である。 パーム油は果房あたり約20%の収率で、面積当たりの採油量は大豆油の約10倍である。アブラヤシの果肉の含油率は51-67% 各油糧種子の含油率(油分重量/油糧種子重量)作物含油率備考アブラヤシの果肉 50-60% パーム油 アブラヤシの種子 50% パーム核油 ココナッツ、こぷら 60-70% 大豆 20% 菜種 35-50% ひまわり 大粒種10-20% 小粒種20-35% ピーナッツ 50% オリーブ 果肉55% 種子13% ゴマ 50% 綿実 17-23% カカオ 種子 30-50% ベニハナの種子 20-40% 亜麻の種子 32-38% 参考までに玄米の含油率は2.9%で米ぬか油の原料の米ぬかでは18.3%、コーン油の原料のトウモロコシの含油率は1.2%であるが、胚芽では40-55%である。
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