含銅酸化鉱からの回収
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/02 15:36 UTC 版)
「コバルト製錬」の記事における「含銅酸化鉱からの回収」の解説
鉱石は粉砕され、コバルトを多く含む酸化物を浮選に選別する。コバルトを含んだ精鉱は、石灰と石炭と混合し、還元雰囲気下で溶融させる。鉄と軽比重な不純物は、固体のドロスとして表面に浮いてくるか、ガスとして融体から分離される。残った融体は、高比重のコバルトを約5%含んだ銅主体の部分は銅製錬に送られ、軽比重なスラグの部分はコバルトを約40%含んだスラグは、湿式製錬の手法と電解プロセスにより、精製される。酸化コバルト(Co3O4)はアルミニウム還元テルミット法によって還元されるか、溶鉱炉で炭素により還元される。
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