タヤサオスパン【タヤサオスパン】(工芸作物)
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登録番号 | 第14782号 |
登録年月日 | 2007年 2月 20日 | |
農林水産植物の種類 | なたね | |
登録品種の名称及びその読み | タヤサオスパン よみ:タヤサオスパン |
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品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | タキイ種苗株式会社 | |
品種登録者の住所 | 京都府京都市下京区梅小路通猪熊東入南夷町180番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 樋口光里、宇野浩克、徳毛謙治 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、無エルシン酸及び低グルコシノレートの欧州系秋まきなたねに出願者育成の合成ナプスを交配し、欧州なたねを戻し交配した後代から選抜した2系統の雑種第1代を雌親とし、欧州秋まきなたねの選抜後代を雄親とする3元交配の雑種第2代であり、さやの長さが長、1さやの結実数が多、エルシン酸含量が無でグルコシノレート含量がかなり少ない食用油及び飼料向きの品種である。草型はⅢ型である。草丈はやや長、第1次分枝数及び総分枝数は少である。葉形1は楕円形、2は無、欠刻は深、葉色は緑、葉のアントシアンの有無は無、茎、さやのアントシアンの有無は有である。花色は黄である。穂長は長、1穂のさや数は多、さやの長さは長、花柱の長さ及び着きょう密度は中、1さやの結実数は多である。子実の粒色は黒、粒大整否は整である。春まき性程度は低である。抽だい期、開花期及び成熟期はやや晩である。耐倒伏性1、耐倒伏性2、寒害抵抗性及び雪害抵抗性は強である。子実収量はかなり多である。含油率は中、エルシン酸含量は無、グルコシノレート含量はかなり少である。菌核病抵抗性はやや強である。「キザキノナタネ」と比較して、さやが長いこと、グルコシノレート含量が少ないこと等で、「ななしきぶ」と比較して、さやが長いこと、1さやの結実数が多いこと、グルコシノレート含量が少ないこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、出願者のほ場(滋賀県甲賀郡甲西町)において、平成元年に無エルシン酸及び低グルコシノレートの欧州系秋まきなたねに出願者育成の合成ナプスを交配し、欧州なたねを戻し交配した後代から選抜した2系統の雑種第1代を雌親とし、欧州秋まきなたねの選抜後代を雄親とする3元交配の雑種第2代であり、9年から交配組み合わせ検定を行い、14年に目的の形質を有し、その特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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