サイカラーとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > サイカラーの意味・解説 

サイカラー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/04/09 16:43 UTC 版)

サイカラーとはアメリカベンチャー企業が開発した、サイカラー方式と呼ばれる独自の内部発色式を使ったフルカラーの印刷装置である。

目次

構造

内部に顕色剤を内包した光重合樹脂によるマイクロカプセルを使用している。露光部分が硬化することにより露光後、2本のローラーの間を通過させることにより加圧しても露光部の顕色剤は放出されず未露光部のみが発色する。YMCそれぞれ異なる波長に感度をもつ光重合樹脂を用いる事でフルカラーの表示を可能にした。

利点

熱昇華式等、他の方式と比較して小型化、省エネが実現できる。内部発色式の為、現像、定着が比較的単純な機構で実現できる。

問題点

  • ローラーで均一にムラなく加圧する事が困難である。
  • 光硬化樹脂は長期間の保存には適しておらず製造されてから長期間経過した物は画質に悪影響を及ぼす可能性がある。(一般的に感光材料は長期間の保存には適さない)

関連

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「サイカラー」の関連用語

サイカラーのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



サイカラーのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのサイカラー (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS