分離後
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/22 14:23 UTC 版)
「ベトちゃんドクちゃん」の記事における「分離後」の解説
分離後ドクは障害児学校から中学校に入学。中学校は中退したが職業学校でコンピュータプログラミングを学び、トゥーズー病院の事務員となった。ボランティア活動も行っている。一方、ベトは重い脳障害を抱え寝たきりの状態が続いた。 2006年12月16日、ドクはボランティア活動の際に知り合った、専門学校生のグエン・ティ・タイン・テュエン(Nguyễn Thị Thanh Tuyền / 阮氏淸泉)と結婚。このことは日本でも大きく取り上げられた。結婚式では「将来は障害者も働ける旅行会社を設立したい」と語っており、簡単な日本語を話すことができる。また、結婚後に兄ベトを引き取り、夫婦で介護していた。 ウィキニュースに関連記事があります。訃報 ベトナムの結合双生児・ベトちゃん 2007年10月6日1時(ベトナム標準時)、兄のベトが腎不全と肺炎の併発により26歳で死去。 2009年10月25日、ドクの妻テュエンがツーズー病院で男女の双子を出産。それぞれ富士山と桜にちなみ、男児はグエン・フー・シー(Nguyễn Phú Sĩ / 阮富士)、女児はグエン・アイン・ダオ(Nguyễn Anh Đào / 阮櫻桃)と命名された。 ドクは来日を重ねており、2012年8月には東北を訪れ東日本大震災で被災した障害者たちと交流した。 その後2017年3月には、ベトナムを訪問した天皇・皇后と面会している。2017年4月には、広島国際大学の客員教授に就任した。 2019年1月6日、ドクはホーチミン市に日本風の飲食店「ドク ニホン (Duc Nihon)」を開業した。2月中旬、ドクの体調不良や場所代などを理由に閉店した。 2020年8月28日、ドクは7月下旬に日本ベトナム友好協会大阪府連合会・同協会京都支部を通じ、不織布マスク1万7500枚を寄付した。テレビニュースを通じて、日本でも新型コロナウイルス感染者が増えていることを知り、日本の人たちを心配してのことであるという。マスクは府内の日本語学校や高齢者施設、病院などに無償配布された。
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