分離操作の概要
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/04 20:39 UTC 版)
分離操作には、相平衡を利用して分離する方法(これを平衡分離という)と速度差を利用して分離する方法(これを速度差分離という)とがある。平衡分離には、蒸留やガス吸収、抽出などがあり、速度差分離にはクロマトグラフィーや電気泳動などがある。どの分離操作を用いるのが良いかは、そのケースごとに異なるが、例えば、2成分液ー液系の混合物であれば、蒸留や抽出を考えるのが普通である。また、この混合物の2つの成分の相対揮発度が大きければ蒸留操作では分けやすいといえるし、2成分が水と油のように溶解度が違う場合は抽出操作を用いるのがよいといえる。
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