間合いとは? わかりやすく解説

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ま‐あい〔‐あひ〕【間合(い)】

読み方:まあい

隔たり。「—を詰める」

適当な時機ころあい。「—を見計らう

舞踊・音楽などで、調子拍子変化する間のわずかの時間

剣道で、向かい合った両者隔たり


間合い

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/02 22:32 UTC 版)

間合い(まあい)、単純に「間隔」と翻訳される、は、日本の武道用語であり、戦闘中の二人の相手の間の空間を指します。形式的には、「接触距離」とも呼ばれる。

間合いの概念は、単に相手との距離だけでなく、その距離を渡るための時間や攻撃の角度、リズムも含みます。これらはすべて、相手が攻撃できる正確な位置に因るものであり、たとえば、速い相手の間合いは、遅い相手よりも遠くにある。

一人の相手が間合いを保ちながら、他の相手がそうできないようにするのが理想的である。つまり、相手ができる前に打撃を与えることができるようにすることで、同時に打撃を与え合うことなく、または反撃することなく打撃されることを意味する。

剣道において、間合いはより具体的な解釈がある。物理的な意味では、二人の相手の間に保たれる距離を指す。間合いが相手との実際の距離として解釈されると、次の3つのタイプがある。

  1. 遠間(とうま)— 長い距離
  2. 一足一刀の間合い(いっそくいっとうのまあい)— 一足一刀の距離とも呼ばれる、中間距離
  3. 近間(ちかま)— 短い距離

一足一刀の間合いは、一歩踏み出して攻撃を行う距離である。相手との間には約2メートルの距離があり、お互いに一歩進むだけで相手に攻撃できる距離である。通常、ほとんどの技術はこの距離で開始されます。近間(ちかま)は一足一刀の間合いより狭い距離であり、遠間(とうま)はより大きい距離になる。遠間では、相手の攻撃に対する反応を行うためのわずかな時間的余裕がある。しかし、一足一刀の間合いではほとんど余裕がなく、この距離では常に注意を集中させ、絶え間なく警戒する必要がある。

タイミング

時間的な観点から、間合いは相手の心に現れる一時的な無意識の瞬間に関連している。さらに広げると、気の空虚さと満ち足りた状態の概念も含まれる。これらの一時的な心の隙間と気の空虚さとは、心の間合いとして知られている。心の間合いの含意は、相手同士の物理的な距離が互いに有利であるかもしれないが、個々の心の隙間が決定的な優位性を持つことを決定するだろうということである。

脚注

外部リンク


間合い

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/03 18:36 UTC 版)

西洋剣術」の記事における「間合い」の解説

シングル・レイピアは剣の中で最も間合いの長い部類に入る。突き主体としているので剣先は必ず相手の体よりも内側向いている。レイピアの間合いを考えるとき、このようなイメージ想像するわかりやすい自分正面130cmほどのところに直径20cmほど厚さ十数cmほどの円盤縦になって宙に浮いている。この円盤がもっと有効な攻撃/防御ゾーンである。もちろん、強い踏み込みをすればこの円盤はもっと厚みが増え円筒形になるだろう。この攻撃/防御ゾーンが間合いである。この概念をほかの剣にもイメージすると、レイピア防御/防御ゾーンが非常に小さいことがわかるだろう。これがレイピア特性なのだ。もしダガーがあれば、ダガー扇形をした、攻撃/防御ゾーン自分左側50cmほどのところにもう一つあるわけだ。相手攻撃する場合、この防御/防御ゾーンどのようにかいくぐるかが剣術テクニックといえる。 しかしイタリア式の間合いはかなり短い※

※この「間合い」の解説は、「西洋剣術」の解説の一部です。
「間合い」を含む「西洋剣術」の記事については、「西洋剣術」の概要を参照ください。

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