かわごえ‐そういち〔かはごえ‐〕【川越宗一】
川越宗一
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/18 08:33 UTC 版)
川越 宗一 (かわごえ そういち) |
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誕生 | 1978年9月13日(46歳)![]() |
職業 | 小説家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | ![]() |
最終学歴 | 龍谷大学文学部史学科中退 |
活動期間 | 2018年 - |
ジャンル | 歴史小説 |
主な受賞歴 | 松本清張賞(2018年) 本屋が選ぶ時代小説大賞(2019年) 直木三十五賞(2020年) 中央公論文芸賞(2023年) |
デビュー作 | 『天地に燦たり』 |
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川越 宗一(かわごえ そういち、1978年9月13日[1] - )は、日本の小説家。
略歴
鹿児島県生まれ、大阪府出身[2]。桃山学院高校を経て[3]、龍谷大学文学部史学科中退[4]。
バンド活動を経て通販会社の社員として働く傍ら、若桜木虔の小説添削講座を受講[3][5]。2018年に『天地に燦たり』で第25回松本清張賞を受賞し作家デビュー[6]。
受賞歴
太字は受賞
- 2018年 - 『天地に燦たり』で第25回松本清張賞受賞。
- 2019年 - 『熱源』で第10回山田風太郎賞候補[7]。
- 2019年 - 『熱源』で第9回本屋が選ぶ時代小説大賞受賞[8]。
- 2020年 - 『熱源』で第162回直木三十五賞受賞[1]。
- 2020年 - 『熱源』で第22回大藪春彦賞候補[9]。
- 2020年 - 『熱源』で第17回本屋大賞候補[10]。
- 2020年 - 『熱源』で第6回沖縄書店大賞候補[要出典]。
- 2020年 - 『熱源』で第7回高校生直木賞候補[11]。
- 2022年 - 『海神の子』で第10回野村胡堂文学賞候補[12]。
- 2023年 - 『パシヨン』で第18回中央公論文芸賞受賞[13]。
作品リスト
単行本
- 『天地に燦たり』(文藝春秋、2018年7月 / 文春文庫、2020年6月)
- 『熱源』(文藝春秋、2019年8月 / 文春文庫、2022年7月)
- 『海神の子』(文藝春秋、2021年6月)
- 『見果てぬ王道』(文藝春秋、2022年12月)
- 『パシヨン』(PHP研究所、2023年6月)
- 『福音列車』(KADOKAWA、2023年11月)
雑誌掲載作品
- 小説
- 「天地に燦(さん)たり」(抄) - 『オール讀物』2018年6月号
- 「海神の子」 - 『オール讀物』2018年12月号
- 「天地を動かすうた」 - 『小説NON』2019年10月号
- 「ゴスペル・トレイン」 - 『小説 野性時代』2019年11月号
- 後に『時代小説ザ・ベスト 2020』(日本文藝家協会編、集英社、2020年6月)に収録された。
- 「波のみなもと 海神の子」 - 『オール讀物』2020年2月号
- 「熱源 抄録」 - 『オール讀物』2020年4月号
- 「陸を呑む 海神の子」 - 『オール讀物』2020年6月号
- 「天命のゆくえ」 - 『オール讀物』2020年9・10月合併号
- 「虹の侍」 - 『小説 野性時代』2020年11月号
- 「国姓爺」 - 『オール讀物』2020年12月号
- 「ふたりの母 海神の子」 - 『オール讀物』2021年4月号
- エッセイなど
- 「T字路と私」 - 『オール讀物』2018年6月号
- 「グラビア 作家が巡る文学館」 - 『オール讀物』2018年7月号
- 「[稜線の先へ]」 - 『小説NON』2018年10月号
- 「碧蹄館の戦い×小早川隆景 追い込まれた日本軍が選んだ"起死回生"の一手」 - 『歴史街道』2020年1月号
- 「人生は行き当たりばったり」 - 『オール読物』2020年4月号
- インタビュー
- 「話題の著者に聞く INTERVIEW(124)川越宗一 読者が前向きに生きたいと思えるような物語を」 - 『文蔵』2018年9月号
- 「【第162回直木賞候補作発表】全候補作家紹介インタビュー」 - 『オール讀物』2020年1月号
- 「インタビュー」 - 『SPA!』2020年4月21日号
- 「直木賞『熱源』は“調べ癖”から誕生した」 - 『文藝春秋』2020年4月号
- 「知れば知るほどアイヌは凄い」 - 『文藝春秋』2020年6月号
その他
脚注
- ^ a b 「「熱源」で直木賞の川越宗一さん、デビュー2作目で受賞 いまだに「マジかよ」」『スポーツ報知』2020年2月22日。オリジナルの2022年7月21日時点におけるアーカイブ。2020年10月22日閲覧。
- ^ “直木賞に川越宗一さんの「熱源」初候補で受賞”. 日刊スポーツ (2020年1月15日). 2020年1月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年1月20日閲覧。
- ^ a b “卒業生の情報”. 桃山学院中学校・高等学校. 2025年1月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年5月18日閲覧。
- ^ 川越宗一. “「高校時代、私はこんな本を読んでいた」――作家・川越宗一から高校生へのメッセージ”. 文藝春秋BOOKS. 2025年4月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年5月18日閲覧。
- ^ “若桜木虔先生の指導でデビューした方々の声(川越宗一)”. Koubo (2019年12月2日). 2025年5月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年5月18日閲覧。
- ^ “歴史小説が苦手な人も含め、万人が面白いと思うものを――松本清張賞受賞作『天地に燦たり』”. カドブン (2018年10月11日). 2025年5月18日閲覧。
- ^ “規格外の面白さ、ここにあり。第10回山田風太郎賞、候補作品決定!”. カドブン (2019年9月30日). 2025年5月18日閲覧。
- ^ “第9回「本屋が選ぶ時代小説大賞」受賞作決定のお知らせ”. 本の話 (2019年11月1日). 2024年12月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年5月18日閲覧。
- ^ “第22回 大藪春彦賞 候補作発表!”. PR TIMES (2019年12月23日). 2025年5月18日閲覧。
- ^ “2020年 第17回本屋大賞”. 本屋大賞. 2025年5月18日閲覧。
- ^ “過去の受賞作&候補作一覧”. 高校生直木賞公式サイト. 2025年5月18日閲覧。
- ^ “第10回「野村胡堂文学賞」候補作が決定しました。”. 一般社団法人 日本作家クラブ. 2025年4月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年5月18日閲覧。
- ^ “第18回「中央公論文芸賞」は、川越宗一さんの『パシヨン』と佐藤賢一さんの『チャンバラ』”. 中央公論社 (2023年8月18日). 2023年8月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年5月18日閲覧。
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