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永井紗耶子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/31 04:05 UTC 版)

永井 紗耶子 ながい さやこ
誕生 1977年(46 - 47歳)[1]
静岡県島田市
職業 小説家
言語 日本語
国籍 日本
教育 学士人間関係学)(慶應義塾大学
修士文学)(佛教大学
最終学歴 佛教大学大学院文学研究科仏教文化専攻修士課程修了
活動期間 2010年 -
ジャンル 歴史小説時代小説[1]
代表作 『商う狼 江戸商人 杉本茂十郎』(2020年)
『木挽町のあだ討ち』(2023年)
主な受賞歴 小学館文庫小説賞(2010年)
細谷正充賞(2020年)
本屋が選ぶ時代小説大賞(2020年)
新田次郎文学賞(2021年)
山本周五郎賞(2023年)
直木三十五賞(2023年)
デビュー作 『恋の手本となりにけり』
ウィキポータル 文学
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(ながい さやこ、1977年[1][2] -)は、日本小説家時代小説歴史小説を中心としている[1]

略歴

静岡県島田市で生まれ、神奈川県横浜市で育つ[3]。一人っ子[4]白百合学園中学校・高等学校を経て[5]、2000年3月に慶應義塾大学文学部を卒業[6]ニッポン放送アナウンサー吉田尚記は同じ慶應義塾大学文学部人間関係学科人間科学専攻の小林ポオルゼミの一学年上の先輩であり30年近い交流がある。大学卒業後、『産経新聞』(産業経済新聞社)の記者を経てフリーランスのライターとなり[1]新聞雑誌などで記事を執筆する[7]

ビジネス雑誌で、老舗企業からベンチャー企業まで多くの経営者へのインタビュー取材を行う[2]佛教大学大学院仏教文化の修士号も取得している[8]

2010年、時代ミステリー小説『絡繰り心中』で「第11回小学館文庫小説賞」を受賞、同作を『恋の手本となりにけり』と改題して刊行し、小説家デビューを果たす[6]。授賞式では、小学校卒業文集で「将来の夢は作家」と記したと明かし、「ずっと小説を書いていきたいと思っていた。これからも書き続けていきたい」との旨を語った[9]

受賞歴

太字は受賞

ミステリ・ランキング

作品リスト

単行本

単著

共著

雑誌掲載作品

  • 「ちょぼくれの女」(『小説新潮』2017年10月号)
  • 「ねこめでる女」(『小説新潮』2018年4月号)
  • 「木戸芸者かく語る 木挽町のあだ討ち」(『小説新潮』2019年10月号)
  • 「立師かく語る 木挽町のあだ討ち」(『小説新潮』2020年4月号)
  • 「女形かく語る 木挽町のあだ討ち」(『小説新潮』2020年7月号)
  • 「小道具夫婦かく語る 木挽町のあだ討ち」(『小説新潮』2020年10月号)

新聞小説

  • 「きらん風月」(『産経新聞』朝刊連載中 2023年1月8日 - )。栗杖亭鬼卵を主人公とした歴史小説)[1]

脚注

出典

  1. ^ a b c d e f 類, 海老沢 (2022年12月26日). “「東西」結んだ江戸の自由人・鬼卵 作家・永井紗耶子さんの小説「きらん風月」1月8日連載開始”. 産経ニュース. 2023年7月19日閲覧。
  2. ^ a b 旅立ち寿ぎ申し候 / 永井 紗耶子【著】 紀伊國屋書店ウェブストア(2023年1月1日閲覧)
  3. ^ 静岡新聞社. “山本周五郎賞に永井紗耶子さん(島田市出身) 三島賞は朝比奈秋さん|あなたの静岡新聞”. www.at-s.com. 2023年6月16日閲覧。
  4. ^ 永井紗耶子さんの読んできた本たち 中学で歴史にハマり、高校時代は執筆に夢中で成績が…(前編)|好書好日”. 好書好日. 2023年7月19日閲覧。
  5. ^ 永井紗耶子(高48回)”. 白百合学園同窓会. 2023年6月16日閲覧。
  6. ^ a b c 絡繰り心中 部屋住み遠山金四郎/永井紗耶子/著 本・コミック オンライン書店e-hon(2023年1月1日閲覧)
  7. ^ 永井 紗耶子さん | 8月に原三溪を描いた小説『横濱王』を上梓した | 中区・西区”. タウンニュース (2015年9月3日). 2023年7月19日閲覧。
  8. ^ 恋の手本となりにけり - 永井紗耶子 - 4093862877 : 本 楽天ブックス(2023年1月1日閲覧)
  9. ^ 文庫小説賞受賞の永井紗耶子さん、小学校時代からの夢かなう日テレNEWS24(2010年5月14日)2023年1月1日閲覧
  10. ^ “第40回新田次郎賞に永井紗耶子さんの「商う狼」”. 毎日新聞 (毎日新聞社). (2021年4月14日). https://mainichi.jp/articles/20210413/k00/00m/040/156000c 2021年4月15日閲覧。 
  11. ^ 第36回 山本周五郎賞”. 新潮社 (2023年5月16日). 2023年5月16日閲覧。
  12. ^ 「文春オンライン」編集部. “第169回芥川賞は市川沙央さん(43)、直木賞は垣根涼介さん(57)と永井紗耶子さん(46)の受賞が決まる”. 文春オンライン. 2023年7月19日閲覧。

関連項目

外部リンク




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