ポンヤウンペ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 10:38 UTC 版)
ポンヤウンペは、アイヌ民族のユーカラにおいて語られる人間の英雄。表記は、ポイヤウンペ、ポンヤンペ[1]とも記される。区切りとしては、「ポイ・ヤ・ウン・ペ」であり、意味は、「小さい・本土の者」[2]。このポンヤウンペという名称自体、敵側からつけられたあだ名であり、実名は不明である[3]。人間として登場するが、飛行したり、分身するなど、数々の超人的な能力をもっており、常人とは異なる。クトネシリカと言う名の刀を用いたとされる。口承者により内容は異なる(以下は要約・省略した内容の一部)。
注釈
- ^ 本来、アイヌの鎧は「ハヨクペ」と呼ばれ[6]、14世紀初めの『聖徳太子絵伝』の中のエゾにも描かれているが、蓑のような外観であり[6]、ユーカラが示す「金の小袖に、嚇された鎧」という外観は「日本製の鎧」の特徴である(ユーカラ成立を考える上で参考になる)。
- ^ このチャシは砦としての意味ではなく、神話的表現、自然の山としての意[2]。
- ^ 表記は『アイヌ民族抵抗史』ママ。
- ^ これは『諏訪大明神畫詞』の記述にある、戦場では女性は後塵で天に向かって呪術を唱えていたとするものと合致する。
出典
- 1 ポンヤウンペとは
- 2 ポンヤウンペの概要
- 3 参考文献
- ポンヤウンペのページへのリンク