コタンの口笛とは? わかりやすく解説

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こたんのくちぶえ【コタンの口笛】

読み方:こたんのくちぶえ

石森延男長編小説アイヌ父親和人日本人)の母親との間に生まれた主人公成長を描く。昭和32年(1957)刊行昭和34年1959)、成瀬巳喜男監督により映画化


コタンの口笛

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/22 21:44 UTC 版)

コタンの口笛』(コタンのくちぶえ)は石森延男小説。また、それを原作とする成瀬巳喜男監督の映画。小説は1957年(昭和32年)発表。第1部「あらしの歌」と第2部「光の歌」の全2巻で構成。アイヌを主人公とした物語であり、日本人(和人)による差別と彼らとの和解などを描いている。映画は1959年(昭和34年)、東宝の配給により上映された。

小説

石森延男は当小説で第1回未明文学賞産経児童出版文化賞を受賞している[1]。絵は鈴木義治

あらすじ

単行本

  • 『コタンの口笛 第1部 あらしの歌』東都書房、1957年(箱入り)
  • 『コタンの口笛 第2部 光の歌』東都書房、1957年
  • 『コタンの口笛 第1部 あらしの歌』東都書房、1962年(普及版)
  • 『コタンの口笛 第2部 光の歌』東都書房、1962年
  • 『コタンの口笛 第1部』角川文庫、1966年
  • 『コタンの口笛 第2部』角川文庫、1966年
  • 『コタンの口笛 第1部』偕成社(ジュニア版日本文学名作選)、1966年
  • 『コタンの口笛 第2部』偕成社(ジュニア版日本文学名作選)、1966年
  • 『コタンの口笛 第1部』偕成社(ホーム・スクール版日本の名作文学)、1969年
  • 『コタンの口笛 第2部』偕成社(ホーム・スクール版日本の名作文学)、1969年
  • 『コタンの口笛 第1部』旺文社文庫、1975年
  • 『コタンの口笛 第2部』旺文社文庫、1975年
  • 『コタンの口笛 第1部・上』偕成社文庫、1976年 ISBN 978-4038501708
  • 『コタンの口笛 第1部・下』偕成社文庫、1976年 ISBN 978-4038501807
  • 『コタンの口笛 第2部・上』偕成社文庫、1976年 ISBN 978-4038501906
  • 『コタンの口笛 第2部・下』偕成社文庫、1976年 ISBN 978-4038502002
  • 『コタンの口笛』講談社(児童文学創作シリーズ)、1976年
  • 『コタンの口笛 第1部 PART 1』講談社青い鳥文庫、1988年 ISBN 978-4061472341
  • 『コタンの口笛 第1部 PART 2』講談社青い鳥文庫、1988年 ISBN 978-4061472372
  • 『コタンの口笛 第2部 PART 3』講談社青い鳥文庫、1988年 ISBN
  • 『コタンの口笛 第2部 PART 4』講談社青い鳥文庫、1988年 ISBN 978-4061472471

テレビドラマ

1958年NHK夕方6時台の「子供の時間」でテレビドラマが放送された[2]。石森延男の原作を矢代静一が脚色し、音楽は平井哲三郎、語りは芥川比呂志がつとめた[3]。主な出演者は、武部秋子、山崎猛、立川恵作など[3]。30分番組で、6月から8月にかけて全14回放送された[3]

映画

コタンの口笛
監督 成瀬巳喜男
脚本 橋本忍
原作 石森延男
製作 田中友幸
出演者 幸田良子
久保賢
宝田明
水野久美
音楽 伊福部昭
撮影 玉井正夫
編集 大井英史
配給 東宝
公開 1959年3月29日
上映時間 126分
製作国 日本
言語 日本語
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1959年3月29日東宝の配給により映画化された。カラー東宝スコープ

ロケは主に北海道千歳市で行われ、当時の市内の風景(千歳高校旧校舎など)も見られる。

登場人物

久保賢宝田明、幸田良子

スタッフ

同時上映

『僕らの母さん』

脚注

  1. ^ コタンの口笛(全2巻)”. 財団法人大阪国際児童文学館 日本の子どもの本100選 1946年-1979年. 2025年4月9日閲覧。
  2. ^ 少年ドラマ(テレビ)|ヒストリー解説|NHK放送100年史”. NHKアーカイブス. 2025年4月9日閲覧。
  3. ^ a b c 連続ドラマ コタンの口笛”. NHKアーカイブス. 2025年4月9日閲覧。

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