宇留木康二とは? わかりやすく解説

宇留木康二

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/07 23:05 UTC 版)

うるき こうじ
宇留木 康二
別名義 宇留木 耕嗣
宇留木 耕司
宇留多 耕嗣
宇留木 康三
生年月日 (1917-03-01) 1917年3月1日
没年月日 不詳年
出生地 日本 山形県南陽市
ジャンル 俳優
活動期間 1954年 - 1970年代
活動内容 劇映画時代劇現代劇特撮映画トーキー)、テレビドラマ
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宇留木 康二 うるき こうじ[1][2]1917年3月1日[3] - 没年不詳)は、日本の元俳優。別名は宇留木 耕嗣(読み同じ)[1]宇留多耕司宇留木康三など[2]。姓は「宇畄木」と略字体で表記される場合もある[2]山形県出身[4][2]

人物・来歴

東宝の俳優で同じ山形県出身の中島春雄によれば、宇留木は赤湯温泉にある旅館の息子であった[5]。戦時中は陸軍に所属して満州へ出征しており[2]、復員後に東宝の専属俳優となる。

クレジットされる作品は少ないが、特撮映画を始め、ジャンルを問わず数多くの作品に出演した。1965年頃には芸名を宇留木 康二(読み同じ)に改名している。

1971年に東宝専属俳優の一斉解雇が行われた後は主にテレビに活動の場を移し、1970年代末まで俳優業を続けた。しかし、以後の消息は明らかでない。

中島春雄によると、あるロケで宇留木自身は泳ぐのが苦手だったにもかかわらず、高所から水に落ちるという危険な役柄を買って出て、無事ではあったが周囲を心配させることがあったという[2][6]

出演作品

映画

テレビ

脚注

注釈

  1. ^ a b c d e f g ノンクレジット。
  2. ^ 資料によっては、キングギドラ役として紹介されているが[9][10]、キングギドラのスーツアクターについては諸説あり詳細は明らかになっていない。キングギドラ (昭和ゴジラシリーズ)#『三大怪獣 地球最大の決戦』参照。
  3. ^ 書籍『モスラ映画大全』では、転覆する蒸気機関車の運転手と記述している[18]

出典

  1. ^ a b c
  2. ^ a b c d e f g h i j k l 中島春雄 2010, p. 348, 「東宝怪獣俳優名鑑」
  3. ^ 『出演者名簿』《昭和38年版》著作権資料協会、1963年、72頁。 
  4. ^ a b c
  5. ^ 中島春雄 2010, pp. 138–139, 「第三章 一九五五 - 一九七二 栄光のゴジラシリーズ 『三大怪獣 地球最大の決戦』」
  6. ^ a b c 初代ゴジラ研究読本 2014, p. 117, 「オール初代ゴジラ俳優大図鑑」
  7. ^ モスラ対ゴジラ”. 東宝 WEB SITE. 東宝. 2022年3月6日閲覧。
  8. ^ 東宝特撮映画大全集 2012, p. 89, 「『三大怪獣 地球最大の決戦』撮影秘話」
  9. ^ 講談社 編「ゴジラ共演怪獣 1954-1967」『キャラクター大全 ゴジラ 東宝特撮映画全史』講談社、2014年7月15日、70頁。ISBN 978-4-06-219004-6 
  10. ^ バトル・オブ・キングギドラ 2020, p. 19, 「キングギドラ スチール写真ギャラリー 1964-1972」
  11. ^ 東宝チャンピオンまつりパーフェクション 2014, p. 158, 「東宝チャンピオンまつり 新作7作品全データ」
  12. ^ 東宝特撮映画大全集 2012, p. 71, 「『マタンゴ』撮影秘話」
  13. ^ 東宝特撮映画全史 1983, pp. 536–538, 「主要特撮作品配役リスト」
  14. ^ 東宝特撮映画大全集 2012, p. 59, 「『世界大戦争』撮影秘話」
  15. ^ 太平洋の翼”. 東宝 WEB SITE. 東宝. 2022年3月6日閲覧。
  16. ^ ゴジラ大百科 1993, p. 115, 構成・文 岩田雅幸「決定保存版 怪獣映画の名優名鑑」
  17. ^ 連合艦隊司令長官 山本五十六”. 東宝 WEB SITE. 東宝. 2022年3月6日閲覧。
  18. ^ モスラ映画大全 2011, p. 31, 「脇役俳優辞典08」

参考文献

外部リンク





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