生さぬ仲とは? わかりやすく解説

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なさぬなか【生さぬ仲】

読み方:なさぬなか

柳川春葉小説実母継母継子葛藤を描く。大正元年(1912)から大正2年(1913)にかけて「大阪毎日新聞」に連載大正2年(1913)に舞台化されて流行義理親子関係を「生さぬ仲」と呼ぶようになった映画化作品多数ある。


なさぬ‐なか【生さぬ仲】

読み方:なさぬなか

連語血のつながりのない親子間柄柳川春葉同名新聞小説が、大正2年(1913)に劇化されてから広まった語。

[補説] 書名別項。→生さぬ仲


生さぬ仲

読み方:ナサヌナカ(nasanunaka)

初演 大正2.2(大阪浪花座)


生さぬ仲

読み方:ナサヌナカ(nasanunaka)

作者 柳川春葉

初出 明治45~大正2年

ジャンル 小説


生さぬ仲

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/13 07:27 UTC 版)

生さぬ仲』(なさぬなか)は、柳川春葉の小説。大正元年(1912年)、大阪毎日新聞連載。「生さぬ仲」とは、産みの親と子ではない、つまり継母と継子の関係を指している。柳川自身、4歳から継母に育てられ、その母とは不仲であった。連載の翌1913年(大正2年)に舞台化・映画化され、映画は1949年(昭和24年)までに10回にわたってリメイクされた。現在、小説は絶版である。

あらすじ

東洋漁業会社社長、渥美俊策の一子、滋をめぐって生母、珠江と、生さぬ仲の継母、真砂子との葛藤をえがく。

成瀬版映画あらすじ

ハリウッド女優をしている珠江は、前夫である俊策のもとに残してきた娘・滋子を取り戻すため、日本に一時帰国する。6歳になる滋子は後妻の真砂子を本当の母と思って育っている。俊策は事業の失敗から刑務所に収監され、家屋敷を失った真砂子と滋子は俊策の母・岸代とともに侘び家で暮らし始める。貧乏暮らしを嫌う岸代は、珠江に協力して、真砂子に内緒で滋子を連れだしてしまう。悲しむ真砂子は、俊策の友人・日下部に協力を求めて滋子の行方を捜す。珠江は一生懸命滋子の機嫌をとるが、滋子は継母・真砂子を慕い、家へ帰りたいと泣き暮らす。行方を突き止めた真砂子は珠江の家を訪ねるが、滋子とは引き離されてしまう。日下部は珠江に、本当の母とは何かを説く。泣き叫ぶ滋子を見て、ついに珠江は滋子を真砂子の元に戻し、アメリカで作った財産を真砂子に譲り、アメリカに帰っていく。

舞台

1913年(大正2年)2月、大阪浪花座初演。

映画

成瀬巳喜男版(1932年)、カットタイトル。

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