アップリケとは? わかりやすく解説

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アップリケ【(フランス)appliqué】

読み方:あっぷりけ

手芸で、いろいろな形に切り抜いた布を地の布に縫いつけたりはりつけたりする技法また、その模様アプリケ

アップリケの画像
デンマーク、エリーク2世のアップリケ
アップリケの画像
モラ」と呼ばれるパナマ伝統的なアップリケ

アップリケ

アップリケとは「貼る、つける」という意味で、土台布の上好みの形に切り抜いた小さい布やフェルトなどを置いて刺しゅうミシン縫いつける簡単な手芸です。フェルトなどは縫い代をつけずにステッチ周り飾り薄地場合縫い代折り曲げてたてまつり。さらに綿を入れてふくらみもたせた立体アップリケなどがあります


アップリケ

縫いつけた飾り貼りつける、のせるなどの意味があり、色々な形に切り抜いた布を土台布の上縫いつける技法のこと。アプリケともいいます


アップリケ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/12 06:27 UTC 版)

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アップリケアプリケ (: appliqué) とは、土台となるの上に、別の布や皮などの小片を縫い留めたり、貼り付ける手芸を指す。また、そのようにして作った作品や模様被服に着けるアップリケはスリーブバッジとも呼ばれている。 機能優先のものから、美しくデザインされた装飾のものまで様々である。

アップリケの語源はラテン語の「貼る・付ける」という意味に由来する。日本ではドイツ語由来のワッペン(: Wappen)ともいう。

概要

アップリケの歴史は古く古代エジプトの頃から、衣服の補強のために用いられていた手芸とされる。東ローマ帝国が栄える4世紀の頃になると、衣類や室内の装飾的意義を持って大いに応用され、中世以降は高度な技法へと発展し、ヨーロッパへ普及していった[1]

また、アップリケは特定の団体・組織の徽章として用いられることがあり、その形は特徴的なものにされている場合が多い。主なデザインとしては紋章型がメインで、紋章学に倣って盾形が選ばれやすい[注 1]

ヨーロッパのアップリケは日本には20世紀初頭には伝来していたが、それ以前から「切付け」「切嵌(きりばめ)」など同様の手法が存在し、和服への補強・装飾や布細工に施されていた[1]。また、アイヌの伝統衣装であるアットゥシでも、生地に別の布地を縫い付けることで独自の幾何学文様(アイヌ文様)を描く装飾技法が存在した[1]

インディアナポリス子供博物館プードルスカート英語版のアップリケ

脚注

注釈

  1. ^ 盾形は印象に残りやすいのが最大の利点でもあるため、認識のない人間が傍から見ても存在を理解できるようになっている。

出典

  1. ^ a b c 「世界大百科事典(アップリケ)」 2006年 平凡社

関連項目


アップリケ

出典:『Wiktionary』 (2021/09/17 13:08 UTC 版)

語源

フランス語 appliqué (appliquer過去分詞)

発音

名詞

アップリケ

  1. 土台となる布の上模様切り抜いた別の布を縫った貼り付けたりする手芸また、そのように作った模様

参照


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