うき【浮き/浮=子/泛=子】
浮き
浮 き(ウ キ)
浮き
浮き
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 01:34 UTC 版)
「en:Fishing float」も参照 釣り糸の途中に取り付け、釣り針を一定の水深に保つとともに、魚が釣り針の餌を食べていること、魚が釣り針に掛かったことを知るために用いる。また、釣り針の餌を含む仕掛けを遠投する役割を持つことがある。浮きは用途によりさまざまな形状がある。平常時の浮きの姿勢を保つために、釣り糸の途中に錘(オモリ)を取り付けることがある。 棒浮き (右図左) アタリに対して敏感。流れの速い河川などでは、逆にアタリがわかりにくくなるため適さない。主に流れのゆるい釣り場で用いる。ヘラブナ釣りで高価なものが用いられる場合もある。 玉浮き (右図中央上) 流れの速い釣り場でも使いやすくなっている。浮力が比較的大きいものが多い。セル玉と呼ばれることがある。 唐辛子浮き (右図中央) 棒浮きと玉浮きの中間の性能。見た目が唐辛子に似ている。木製ものが多い。 中通し浮き 一般的に"円錐ウキ"と呼ばれるが、円錐ウキは中通しウキの中の一つの形を指す。 円錐型、ドングリ型、逆円錐型など様々な形が存在する。 名の通り道糸がウキ本体の中を通るように使う。 現在の磯釣りなどのウキフカセ釣りに於いての主流の浮きである。 使い方はウキ本来の水面に浮かせて魚信(アタリ)を待つだけではなく、浮力以上のオモリを付けてウキを撒き餌と同じ速度でジワジワ沈める釣法もある。 中通し浮きの中に水中浮きという物も存在する。 名前の通り水中で使う浮き。マイナス浮力(放置すると沈む)で、浮かせるウキとセットで使う場合がほとんど。 上の潮は止まっているのに下の潮は動いている時等に用いられる。また仕掛けの重さが少し増えるため若干遠くへ飛ばしやすくなる。 他にシモリウキがあり、渓流で釣るときなどに使われる。 電気ウキ 上記のような形状による区別ではなく、浮きに発光機能が搭載されたもの。浮き用途に開発された細長いリチウム一次電池を使用し、豆電球やLED等で浮きが発光する仕掛けになっている。夜間の釣りにおいて暗闇でも浮きの動きが確認できる。 浮きの日本での歴史 長野県南宮遺跡(平安時代初期)から「浮き」が出土している。これは軽石に穴を開け、糸を通す仕組みになっている。現在、釣りの主流になっている『立ち浮き』は江戸時代末期から明治時代にかけて始まったもので、それまでは『寝かせ浮き』が使われていた。『立ち浮き』を広めた人物の一人が初代馬井助こと菅原寅次郎で、彼は京都で床屋と新内節の師匠の傍ら、小間商いとして浮きを作っていた。彼は生涯、浮き作りを本職にはしなかったが、彼の次男、菅原与一は高等小学校を卒業後職を転々とした後、父が亡くなった昭和6年に26歳で浮き職人となった。二代目馬井助と呼ばれる彼の作品は個性豊かな形状と研ぎ出し仕上げなど本格的な美しい漆塗りで関西だけではなく関東でも注目され、中には、蒔絵などを施した作品や干支を題材にした揃いのものなど、芸術品とも呼べる浮きを作った。そのため、二代目馬井助の浮きは、現在、高値で取引される事が多い。
※この「浮き」の解説は、「釣り」の解説の一部です。
「浮き」を含む「釣り」の記事については、「釣り」の概要を参照ください。
浮き
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/12 09:17 UTC 版)
全体で一度しか使われていない文字が同じ桁にあると、その2文字が交換可能となり複数解が発生する。これを「浮き」という。
※この「浮き」の解説は、「覆面算」の解説の一部です。
「浮き」を含む「覆面算」の記事については、「覆面算」の概要を参照ください。
浮き
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/27 10:03 UTC 版)
餌を口に入れたり出したりして水に溶けだした餌を吸い込んで食べるため、微妙な「あたり」を見逃さずに釣らなければならない。そのために、細長く非常に敏感なヘラブナ釣り専用の浮き(ヘラウキ)が用いられる。胴の部分にはあらゆる浮力の大きい材料が使われるが、先端には、数センチ単位で色分けされた直径1~2mm程度の非常に細いトップと呼ばれるプラスティック、セルロイド系、もしくはグラスファイバーなどの材質が使われる。このトップが水面上にどのくらい出ているかで、餌の残り具合が分かり、また微妙なアタリを視覚的に察知できるようになっている。そのためヘラブナ釣りの浮きは細長い独自の形態を有している。 胴の部分には孔雀の羽や、草本類などを材料に自作する釣り人もいる。孔雀羽根は、輸入制限、輸入規制などにより、年々品質が悪くなり、細いものが多くなってきている関係上、以前は、廉価版扱いだったカヤ浮きもその立場を向上してきた。製作に使用される草本類は、昨今宅地化が進み、浮き作りに使用できるような良質な素材が手に入りにくいため、現在、そのほとんどを輸入材に頼っている。また、赤、橙、緑、などの蛍光色塗料で細かな目盛りを刻んだトップも改良が進んだ。以前は、セルロイド、繊維強化プラスチック (FRP) がほとんどであったものが、現在では、耐久性の低いセルロイドや、浮きの立ちや感度が鈍くなる重いFRPは敬遠され、より強度が高く軽量なポリカーボネイトのトップが主流になっている。
※この「浮き」の解説は、「ゲンゴロウブナ」の解説の一部です。
「浮き」を含む「ゲンゴロウブナ」の記事については、「ゲンゴロウブナ」の概要を参照ください。
「浮き」の例文・使い方・用例・文例
- 人生の浮き沈み
- 便せんの頭書に会社のロゴが浮き彫りになっていた
- 彼女の人生の浮き沈み
- 辛い浮き世
- 浮き世の快楽
- 狩人の姿の浮き彫り
- お祭り会場に流れるその陽気な音楽に、みな浮き浮きさせられた。
- その巨大な浅浮き彫りは修繕が必要だ。
- あなたはときどきちょっと浮き浮きしますか?
- 浮き輪を買って海で泳いだ。
- 私たちは浮き輪やビーチボールで遊んだ。
- 死亡事例が19件と全体の20%を超えており、過労死の深刻な実態が浮き彫りになった。
- 産科医に加え、助産師も不足と我が国の産科医療が極めて深刻な状況にあることが改めて浮き彫りになった。
- 浮き名を流したものだ。
- 彼女の目の青さが浅黒い肌に浮き出て見える。
- 彼が叫ぶと、首の静脈がはっきりと浮き上がった。
- 爪先が浮きたっちゃうよ。
- 人生には浮き沈みがつきものだ。
- 私にも浮き沈みがありましたが、常にどうにか落ち着きを取り戻すようにしてきました。
- 君は浮き足立っているね。
- >> 「浮き」を含む用語の索引
- 浮きのページへのリンク