う・く【浮く】
読み方:うく
[動カ五(四)]
1 物が底や地面などから離れて水面や空中などに存在する。うかぶ。「からだが海面に—・く」⇔沈む。
2 表面に現れ出る。「赤潮のため魚が大量に—・いた」「肌に脂が—・く」
3 しっかり固定しない状態になる。落ち着かず、ぐらつく。「柱が—・いている」「歯が—・く」「おしろいが—・く」
4 ある集団の中で仲間との接触が薄くなる。遊離する。「仲間から—・いた存在」
5 気分が晴れやかになる。うきうきする。「—・かない顔で返事をする」
6 模様などが下地から離れて上に出ているように見える。「牡丹(ぼたん)を—・かせた帯」
7 時間・経費などが予定よりも少なくてすみ、余りが出る。「費用が—・く」
8 心などがうわついている。
[可能] うける
[用法] うく・うかぶ——「川面(かわも)に浮く(浮かぶ)白鳥」のように相通じて用いられる。◇「浮く」は、浮力などが働いて底や地面から離れて上へ移動することに表現の重点があり、「浮かぶ」は、物が底や地面から離れて水面や空中に見えることに表現の重点がある。「宙に浮く」と「宙に浮かぶ」の表現しようとするものは同じではない。◇「浮く」は、「家の土台が浮く」「一人、社内で浮いている」のように、基盤・母体から離れる意にも用い、この場合「浮かぶ」を用いることはない。◇「浮かぶ」は、「名案が浮かぶ」「容疑者が浮かぶ」など、奥に潜んで見えなかったものが何かをきっかけとして表面に現れる意にも用い、この場合「浮く」では置き換えられない。
浮く
浮く
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 03:11 UTC 版)
ある駒にひもがついていない状態になること。〈例〉「角と金の両方が浮いているため、このままでは次に両取りで飛車を打たれてしまう」
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浮く(うく)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/18 02:24 UTC 版)
浮かれるようにする型。左右の足を交互に上下させながら上半身をやわらかにゆるがす。
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「浮く」の例文・使い方・用例・文例
- 木は水に浮く
- 一瞬体が宙に浮く
- 油は水に浮く性質がある。
- 木は浮くが鉄は沈む。
- 木は水に浮く。
- 彼は浮くことさえできない。まして泳げない。
- 石油の特質の一つは水に浮くということである。
- 私たちは、油が水に浮くことを習った。
- それで 3 千円助かる[浮く].
- 油は水に浮く.
- この木切れの方がそっちのよりよく浮く[浮かない].
- それで千円浮く.
- 彼は臆面もなく歯の浮くようなお世辞をふりまく.
- 女の土左衛門はうつ向きに浮く
- 歯が浮く
- 酸ッぱい果物を見たばかりでも歯が浮く
- 鉄と石ときしると歯の浮くような音がする
- 歯の浮く音
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