浮く運動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/09 22:39 UTC 版)
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浮く運動(うくうんどう)では、主に初期段階の水泳の練習として行われる、水への様々な浮き方について述べる。水泳の初心者が、水に浮く感覚を身に付けるための練習として行われる。学校教育の体育科の授業において活用される。
ダルマ浮き
膝を抱え込んで背中を上にした状態で水に浮くこと。その形状がだるまを連想させることからこの名称がある。プールの中に立ち、下半身を前倒しにし、両脚を底から離して膝を抱え込むようにすることで完成する。最初に大きく息を吸うのがポイントである[1]。背中は水面上に出て、耳は水没する[2]。
クラゲ浮き
ダルマ浮きの状態で、両膝から手を離すと出来上がる[3]。腕は垂れ下がり、耳は水没する[2]。
伏し浮き
クラゲ浮きの状態で、さらに手脚を伸ばすとできる[4]。うつ伏せで水面に浮くことになる[5]。これは水の中で進む感覚を覚えるために行われるものである。
プールの壁を蹴って伏し浮きの姿勢のまま進むことをけ伸び(けのび)といい、これは全ての泳法に通じるため、水泳の基本ともされる[6]。
その他
その他に練習として行われる浮き方に、大の字浮き[2][4]、背浮き[4][5]などがある。
脚注
- ^ 「泳げない子には、4つのステップで」誰でもできる体育実践
- ^ a b c 「潜る・浮く」の指導、どうすればいいの? 【使える知恵満載! ブラッシュアップ 体育授業 #25】 小学館、2025年7月8日閲覧
- ^ 第二段階(浮く、進む)のMENU[リンク切れ]
- ^ a b c Y・Y NET PDF
- ^ a b 伏し浮き ふしうき ホームメイト・リサーチ、2025年7月8日閲覧
- ^ 「けのび」『水泳プール[水泳場]用語辞典』ホームメイト・リサーチ。2025年7月9日閲覧。
関連項目
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