槻とは?

けやき【×欅/×槻】

ニレ科落葉高木山野にみられ、高さは約30メートルにまで達し、よく枝分かれする。卵形で先がとがり、縁にぎざぎざがある。春、淡黄色小花新しにつける。材は良質で、建築・家具などに使用つきのきつきげやき


つき【槻】

〔名〕 植物「けやき()」の古名

古事記(712)下・歌謡「新嘗屋に 生ひ立て百足る 都紀(ツキ)がは」

正倉院文書天平勝宝八年756六月二一日・東大寺献物帳「槻御弓六張」

[語誌](1)樹勢が盛んでしばしば大木になるためか、古来神聖視され、その樹下聖域とみなされたらしい。特に、法興寺飛鳥寺)の槻の木の下では重要な儀式や行事がたびたび行なわれたことが「日本書紀」に記されている。「万葉集」では斎槻の意で「ゆつき」「いつき」などとよまれている。
(2)平安期以降文学作品にあまり現われず、しかもほとんどが弓の材料として扱われている。→槻弓(つきゆみ)


つく【槻】

1 植物「けやき()」の古名

2語素名詞「つき(槻)」の、他の語に続くときの形。「つくゆみ」など。


けやき【欅・槻】

〔名〕 ニレ科落葉高木本州四国九州および朝鮮中国山野自生し、庭木並木として栽培されることが多い。高さ三〇メートル、径二メートル達し扇状にひろがる。樹皮灰褐色若枝若葉には細毛密布互生し、短柄があり長さ三〜七センチメートルの長卵形先はとがり基部心臓形で縁に鋸歯(きょし)があり、しばしば左右不相称。雌雄同株。春、新葉同時に淡黄緑色小花を開く。雄花は新基部多数集まってつき、雌花先の方の葉腋(ようえき)に一〜三個ずつつく。果実は灰黒色で径四ミリメートルぐらいの球形。材は堅く木目美しいので建築器具船舶材に用いる。欅はクルミ科一種漢名で、槻は古名あて字。つき。つきのき。〔伊京集(室町)〕

俳諧続猿蓑(1698)上「禅寺一日あそぶ砂の上〈里圃〉 槻の角のはてぬ貫穴〈馬莧〉」


読み方
けやき
たかき
つき

ケヤキ

( から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/16 06:14 UTC 版)

ケヤキ(欅[2]学名Zelkova serrata)は、ニレ科ケヤキ属落葉高木ツキ(槻)ともいう[1]


  1. ^ a b 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Zelkova serrata (Thunb.) Makino” (日本語). BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2013年4月26日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l 鈴木庸夫・高橋冬・安延尚文 2014, p. 183.
  3. ^ a b c d e f g h i 平野隆久監修 永岡書店編 1997, p. 107.
  4. ^ 中村 享『万葉鉢づくり』立風書房、1990年6月30日、62, 63。ISBN 4-651-86010-9
  5. ^ 香田徹也「昭和15年(1940年)林政・民有林」『日本近代林政年表 1867-2009』p420 日本林業調査会 2011年 全国書誌番号:22018608
  6. ^ 宮城県仙台市在住の歌手さとう宗幸は、仙台市にある定禅寺通のケヤキ並木をイメージし『欅伝説』という歌曲も作成した(1998年4月24日)。


「ケヤキ」の続きの解説一覧

出典:『Wiktionary』 (2018/07/06 01:51 UTC 版)

発音

熟語


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