シーエヌ‐ひ【CN比】
CN比
通常の生物体はそれが16前後で、微生物の栄養としてCN比の高いものを与えても、炭素分が分解されて炭酸ガス、メタンなどになり、やがて16前後になる。人のし尿などは5前後の低いものである。堆肥醗酵は進行するとCN比が低下して、それが20以下になると熟成したとみなされる。
C/N比
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/22 15:03 UTC 版)
C/N比(シーエヌひ、Carbon to nitrogen ratio)とは、有機物などに含まれている炭素 (C) 量と窒素 (N) 量の比率(質量比)。炭素率ともいう。
たとえば、ある有機物に炭素100グラム、窒素10グラムが含まれている場合、この有機物のC/N比は10である(10倍)。
C/N比の作物への影響
平均的な畑地土壌のC/N比は12前後とされる。C/N比はおおむね20を境として、それより小さい(つまり窒素が多い)と、微生物による有機物分解の際に窒素が放出され(無機化)、C/N比が大きいと反対に土の中の窒素が微生物に取り込まれる(有機化)といわれている。そのため、C/N比の大きな有機物を土に施すと、窒素が微生物に取り込まれ、作物の利用できる窒素が少なくなって窒素飢餓に陥る。これは、土壌中にアゾトバクターなどの窒素固定微生物が増えるにつれて起こりにくくなっていく。
さまざまな有機物のC/N比
有機物 | C/N比 |
---|---|
稲わら | 60 |
もみ殻 | 75 |
米ぬか | 23 |
小麦わら | 90 |
広葉樹落葉 | 50 - 120 |
針葉樹落葉 | 20 - 60 |
マメ科植物 | 10 - 17 |
樹皮 | 100 - 1300 |
おがくず | 134 - 1064 |
剪定枝 | 70 |
十分に生長した雑草 | 50 |
ピートモス | 52 |
竹 | 280 |
椰子繊維 | 48 |
牛糞 | 16 |
豚糞 | 11 |
鶏糞 | 7 |
おから | 11 |
コーヒー粕 | 23 |
油粕 | 7 |
茶粕 | 12 |
ビール粕 | 11 |
焼酎粕 | 12 |
光合成細菌 | 80 |
カビ | 13 |
糸状菌 | 9 |
細菌・放線菌 | 5 |
炭素循環 |
---|
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搬送波対雑音比
搬送波対雑音比(はんそうはたいざつおんひ、英: Carrier-to-noise ratio)は電気通信における変調信号の信号対雑音比 (SNR)。
CNR や C/N とも書かれる。
この言葉は無線周波数のパスバンド信号のCNRと、例えば可聴周波数のアナログメッセージ信号といった復調後のアナログベースバンドメッセージ信号のSNRを区別するために用いられる。区別する必要がない場合はSNRがCNRの代わりに同じ定義の言葉として用いられることがよくある。
ディジタル変調信号 (例えばQAM や PSK) は基本的に2つの連続搬送波 (位相のずれた搬送波であるI と Q成分) からなる。実際、情報 (ビットや符号) はI と Q成分の位相および/もしくは振幅の所与の組み合わせにより搬送される。この理由により、ディジタル変調の文脈においては、ディジタル変調された信号は普通、搬送波と呼ばれる。よって、信号対雑音比 (SNR) の代わりに使われる搬送波対雑音比 (CNR) という用語は、信号がディジタル変調されたときに信号の質を表現するのに好ましい言葉である。
高い C/N 比は、例えばディジタルメッセージ信号の低い符号誤り率 (BER) やアナログメッセージ信号の高いSNRなど、良い受信品質をもたらす。
定義
搬送波対雑音比は受信機フィルタを通った後の、受信した変調搬送波信号の仕事率 C と受信雑音の仕事率 N の比として定義される。
C/N比
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 01:26 UTC 版)
堆肥中の炭素と窒素の割合を示したもの。堆肥中の炭素は炭水化物に由来し、わらや落ち葉、おがくず、バークなど植物質を主原料とする堆肥は炭素を多く含むためC/N比の値が大きい。一方、たい肥中の窒素はたんぱく質に由来し、家畜糞や肉や魚の残さなど動物質を主原料とする堆肥は窒素が多いためC/N比の値が小さい。
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