根古屋神社の大ケヤキ
名称: | 根古屋神社の大ケヤキ |
ふりがな: | ねごやじんじゃのおおけやき |
種別: | 天然記念物 |
種別2: | |
都道府県: | 山梨県 |
市区町村: | 北杜市 |
管理団体: | |
指定年月日: | 1958.05.15(昭和33.05.15) |
指定基準: | 植1 |
特別指定年月日: | |
追加指定年月日: | |
解説文: | 神社拜殿の前の両側に立ち、向って左にあるものは田木、右にあるものは畑木と呼ばれる。地上1.5メートルの幹囲、田木は13.19メートル、畑木は12.23メートルいずれも樹勢盛んであり、ケヤキの巨樹として、またその並立するものとして有数のものである。 |
天然記念物: | 栗栖川亀甲石包含層 栗野町ハナショウブ自生南限地帯 栢野の大スギ 根古屋神社の大ケヤキ 根室車石 根尾谷淡墨ザクラ 桃洞・佐渡のスギ原生林 |
根古屋神社の大ケヤキ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/09 09:43 UTC 版)
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根古屋神社の大ケヤキ(ねごやじんじゃのおおケヤキ)は、山梨県北杜市須玉町江草(えぐさ)の根古屋神社(ねごやじんじゃ)境内にある一対の日本有数の大ケヤキである。
概要
神社の境内に、本殿と舞台を挟む形で両脇に大きなケヤキがある。向かって右手が「畑木」、左手が「田木」と呼ばれ、いずれも樹高 20 m、目通り幹囲 10 mを超える巨木である。芽吹きの早さによって、その年の作柄を占う習わしがあった(畑木が早いと畑作が、田木が早いと田が豊作となる)。
この二本はセットで国の天然記念物に指定されている。枯死を防ぐため多数の補修を受けているが、今もなお青葉を繁らせている。
同神社は根古屋集落にある。同集落は塩川(釜無川の支流で、八ヶ岳と茅ヶ岳の間を北から南に流れる)沿いを溯行する小尾街道(穂坂路)に沿っており、信州峠を越えて信濃国へ至る。甲州と信州とを結ぶ街道のひとつであった。
現在では県道が塩川西岸に移ったが、以前はこの路が増富温泉や信州峠へのルートとなっていた。
獅子吼城
「根古屋」「根小屋」は山城の麓の集落によく付けられる名前だが、この集落の場合も戦国時代の山城である獅子吼城(ししこじょう、江草小屋)がすぐ東の山上に存在する。天正10年(1582年)3月に武田家が滅亡し、同年6月には甲斐・信濃を巡る「天正壬午の乱」が発生する。天正壬午の乱において、徳川氏・後北条氏は韮崎市の七里岩周辺の城砦に布陣して対峙し、穂坂路沿いの獅子吼城後には北条方が布陣した。同年6月の合戦で徳川・旧武田家臣団連合軍の夜襲により落城した。
一対のケヤキは樹齢1000年と推定されており、戦国の栄枯を見下ろしてきたことになる。
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田木。畑木と同様の巨木である
外部リンク
- 根古屋神社の大ケヤキ - 保護状況
- 根古屋神社大ケヤキ - ウェイバックマシン - 県教委の掲示が読める。
- 獅子吼城 - ウェイバックマシン(2004年7月10日アーカイブ分) - 神社裏手にある山城
座標: 北緯35度49分12.0秒 東経138度27分48.2秒 / 北緯35.820000度 東経138.463389度
- 根古屋神社の大ケヤキのページへのリンク