上腕三頭筋とは? わかりやすく解説

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じょうわん‐さんとうきん〔ジヤウワン‐〕【上腕三頭筋】

読み方:じょうわんさんとうきん

上腕後ろ側の大きな筋肉肩甲骨上腕骨尺骨についており、肘(ちゅう)関節伸展させ、手関節内転および伸展させる。トライセプスtriceps)。


上腕三頭筋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/30 13:48 UTC 版)

上腕三頭筋
Triceps brachii
Muscles on the dorsum of the scapula, and the Triceps brachii.
ラテン語 Musculus triceps brachii
英語 Triceps brachii muscle
グレイの解剖学 書籍中の説明(英語)
長頭: 肩甲骨関節下結節
外側頭: 上腕骨橈骨神経溝上外側
内側頭: 上腕骨橈骨神経溝上内側
尺骨肘頭
上腕深動脈
橈骨神経及び腋窩神経(長頭)
作用 前腕の伸展, 長頭:上腕の内転
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骨格筋 > 体肢筋 > 上肢の筋 > 上腕筋群 > 伸筋群 > 上腕三頭筋

上腕三頭筋(じょうわんさんとうきん、Triceps brachii)は人間の上肢の筋肉。腕を伸ばした時によく浮き出る筋肉である。

三頭の名の通り起始部が長頭と内側頭、外側頭にわかれている。長頭は肩甲骨関節下結節から起こり、大円筋小円筋の間を下行する。内側頭は上腕骨の橈骨神経溝の下外側方から起こる。外側頭は上腕骨の橈骨神経溝の上外側方に接して線状に起こる。この3頭が合して、尺骨肘頭に停止する。

支配神経は腕神経叢の後神経束の枝である橈骨神経である。

作用としては肘の伸展を行う。長頭は上腕を伸展および内転する。伸展時には肘筋と共に協調して働くが、純粋に肘の伸展をする主動作筋は肘筋である。前腕伸展位の拮抗筋は上腕二頭筋となる。前腕の回内は円回内筋方形回内筋などと協調して働く。

ボディビルなどで、上腕部のトレーニングを行う際には、つい上腕二頭筋(いわゆる力こぶ)ばかりに集中しやすいが、筋肉全体の太さだけで言えば上腕三頭筋の方が太いため、こちらを鍛える方が、より太い腕にする近道であるといえる。

の上腕三頭筋は上記の3頭と副頭の4頭から成る。

参考文献

この記事にはパブリックドメインであるグレイの解剖学第20版(1918年)444ページ本文が含まれています。

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