蛍光in situハイブリダイゼーション
蛍光 in situ ハイブリダイゼーション
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/29 04:27 UTC 版)
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蛍光 in situ ハイブリダイゼーション(けいこう イン サイチュー ハイブリダイゼーション、fluorescence in situ hybridization、FISH)とは、蛍光物質や酵素などで標識したオリゴヌクレオチドプローブを用い、目的の遺伝子とハイブリダイゼーションさせ蛍光顕微鏡で検出する手法である。医学分野等では遺伝子のマッピングや染色体異常の検出などで用いられている。また微生物学分野では真正細菌・古細菌の16Sまたは23S rRNAの特異的な配列と相補的なオリゴヌクレオチドプローブを使用し、微生物の群集構造を解析する手法としても用いられている。
代表的なプローブ(真正細菌用)
プローブ名 | 配列(5'-3') | 結合部位 | 対象細菌 | 参考 | |
---|---|---|---|---|---|
EUB338 | GCTGCCTCCCGTAGGAGT | 16S, 338–355 | 真正細菌 | Amann, R. I. et al (1990) | |
ALF1b | CGTTCGYTCTGAGCCAG | 16S, 19–35 | α-プロテオバクテリア | Manz, W. et al (1992) | |
BET42a | GCCTTCCCACTTCGTTT | 23S, 1027–1043 | β-プロテオバクテリア | Manz, W. et al. (1992) | |
GAM42a | GCCTTCCCACATCGTTT | 23S, 1027–1043 | γ-プロテオバクテリア | Manz, W. et al. (1992) | |
CF319a | TGGTCCGTGTCTCAGTAC | 16S, 319–336 | サイトファーガ-フラボバクテリア | Manz, W. et al. (1996) | |
HGCGP | TATAGTTACCACCGCCGT | 23S, 1901-1918 | 高GCグラム陽性菌 | Roller, C. et al. (1994) | |
LGC354b | CGGAAGATTCCCTACTGC | 16S, 354–371 | 低GCグラム陽性菌 | Meier, H. et al. (1999) |
- プローブの標識に使用される代表的な蛍光色素
- Cy3, Cy5, FITC etc
手順
- 試料の固定-パラホルムアルデヒドを用いる
- 固定した試料のフィルター(径0.22 μm)へ吸着
- プローブとのハイブリダイゼーション
- 蛍光顕微鏡での観察
関連技術
- 全菌染色法-DAPI染色法・EB染色法・SYBR GreenⅠ染色法
- 生菌染色法-CTC染色法・CFDA染色法
- CARD-FISH法:FISH法の蛍光強度を高めた応用技術
関連項目
外部リンク
- Applied and Environmental Microbiology:細菌用FISHに関する論文を多数扱う論文サイト
- Ribosomal Database ProjectⅡ:設計したプローブの特異性をデータベース上で検証するツール
「蛍光 in situ ハイブリダイゼーション」の例文・使い方・用例・文例
- 明るい蛍光灯のせいで彼女の肌は青味を帯びていた
- 蛍光灯
- 蛍光透視法はエックス線を用いて器官の画像をとらえる。
- 蛍光灯が点灯しない。
- 蛍光灯が点灯しない
- ハリーは本当に蛍光灯だね。
- 蛍光灯がチカチカしてるな。新しいのと交換しないとダメかな。
- そこの蛍光灯を交換しないといけない。
- 蛍光インク.
- 蛍光板[体].
- 蛍光灯.
- (自転車に乗る人がつける)黄色の蛍光帯.
- 自己誘導蛍光灯を通じて放射するライト
- 蛍光色
- 蛍光色素を励起する波長で試料を照射する、光を使用した顕微鏡検査
- 抗原を間接的に検出するための蛍光顕微鏡検査の方法
- 蛍光色素か酵素(ホースラディッシュペルオキシダーゼのような)のような目印を用いて組織で特異性抗原を示す分析評価
- 蛍光透視鏡を用いて身体構造を検査すること
- 通常緑色っぽい蛍光水溶性色素を生むバクテリア
- 蛍光を示すか、経る
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