バール

実用日本語表現辞典

バル

別表記：バール

「bar」を音写した表記。「バル」と表記される場合は欧風の軽飲食店（いわゆる欧風バル）を指すことが多い。「バール」と表記される場合は、軽飲食店を意味する他に、釘抜きなどの用途に用いられる工具を指すことも多い。

ちなみに「バアル」や「バァル」といった表記は、もっぱら中東における神格の「Baal」を指して用いられる。バアルは旧訳聖書においては悪魔に列せられており、そのため神よりは悪魔として認識されている場合が少なくない。

（2015年1月6日更新）

デジタル大辞泉

バール【(セム)Baal】

読み方：ばーる

《主人の意》古代のシリア・フェニキア地方などで、広くセム族に崇拝されていた農耕の守護神。カナン定着後のイスラエル人はこの影響を受けたが、預言者エリヤらによって、邪神として厳しく非難された。

バール【bar】

読み方：ばーる

圧力の単位。1バールは10万ニュートンの力が1平方メートルに作用するときの圧力。記号bar →パスカル

バール【(イタリア)bar】

読み方：ばーる

喫茶店。エスプレッソやカプチーノ、清涼飲料水、サンドイッチなどを出す店。

バール

《crowbarから》L字形をした鋼鉄製の釘抜き。鉄梃(かなてこ)。

石油/天然ガス掘削用語集

バール Bar

	パイプまたは鋼鉄製の棒で一端が曲がったり平坦に処理された0.5mから1.5m位のもの。その先端には釘抜きやタガネ様のものが付いているものもある。隙間に差し込んで重量物の移動に使ったり，パイプ様のものは工具に差し込んでてこの原理を利用してより大きな力を加えることが出来る。
分野	櫓下工具
同義語	ばり
関連用語
類似語	てこ棒, グースネックバール, クローバー, 直バール, タガネ
略語
出展　ABIT社のホームページ

実用空調関連用語

バール crawbar, bar, var

①重い物を持ち上げる場合、そのものの下に差し込んで「てこ」として用いる鉄製の工具。 釘抜きとしてまた型枠をばらすときにも使われる。「かなてこ」「かじや」「クローバー」ともいう。 ②その他圧力の単位(bar)、無効電力の大きさを表す単位(var)、などもある。

造園工具事典

バール

鉄製のてこのこと。長さは一般に1.5ｍ程度。木てこに比べて重く、丈夫だが曲がりやすい欠点がある。 　なお、バールで石や樹木を動かすとき、不用意に作業を行うと、傷をつけたり、欠損したりする危険性があるので、十分な注意が必要である。貴重な石や樹木を扱う場合は、バールは使わずに、木てこを動かすようにする。

コーヒー用語辞典

バール

イタリアでエスプレッソなどを提供する立ち飲みコーヒー店。バールには、エスプレッソなどを提供するプロのコーヒー職人「バリスタ」がいる。

外国人名読み方字典

バール

名前 Barr； Bart； Berle； Burl； Burr； Baal； Bar； Bahr； Barre； Baar； Bal； Bār； Burrell； Waal； Wahl

ウィキペディア

バール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2025/01/05 04:20 UTC 版)

バール

• 棒（bar) -barはイタリア語やスペイン語などでは棒という意味がある^[1][2]。バルとも表記。どちらも語源はラテン語のbarra。英語ではbarと書いてバーと発音し、やはり手すりなどの棒の意味でも使う。
• バール (工具) (bar) - 鉄梃（かなてこ）。てことして利用する鉄製で棒状の工具^[3]。
  • バールのようなもの
• バール (飲食店) (bar) - イタリアの簡易食堂・喫茶店^[4]。
• バール (単位) (bar) - 圧力の単位^[3]。
• ボルトアンペア(var) - 交流電力の無効電力の単位^[3]。
• バアル(Ba'al) の異表記「バール」 - 古代カナン人の高位の神。イスラエル人・ユダヤ教徒・キリスト教徒によって邪神とみなされた^[5]。

人名

• アラム語で「～の息子」を示す父称。Bar Yochaiで「ヨハイの息子」を意味する。
• ウクライナのシュテットルの名前。Bahrなどの姓はこれに由来する。

ヨーロッパの姓。発音や綴りが異なる様々な姓が存在する。

• アドルフ・バール (Berle) - アメリカの外交官、作家、教育者。
• エゴン・バール (Bahr) - ドイツの政治家^[3]。
• ジャン・バール (Bart) - フランスの私掠船船長、海軍軍人。
• ジャン＝マルク・バール (Barr) - フランスの俳優、脚本家、プロデューサー、映画監督。
• ヘルマン・バール (Bahr) - オーストリアの作家^[3]。*
• レイモン・バール (Barre) - フランスの政治家、経済学者^[3]。
• バール・スノー - アメリカの野球選手。

地名

• バール (アオスタ県) (Bard) - イタリア、アオスタ県のコムーネ。
• スイスの都市名バーゼルのフランス語名称（Bâle）。
• バール (ツーク州)（ドイツ語版） (Baar) - スイス、ツーク州の自治体。
• バール (ウクライナ) (Бар) - ウクライナの都市。
• バール (シュヴァーベン) (Baar) - ドイツのバイエルン地方の地名。
• バール (モンテネグロ) (Bar) - モンテネグロの都市。
• バール (バ＝ラン県) (Barr) - フランスのコミューン。
• バール (コレーズ県)（フランス語版） (Bar) - フランスのコミューン。
• バル公領（バール公領） - フランスのロレーヌ地方に存在した公爵領。バル＝ル＝デュックに首都を置いた。
• バール川 - 南アフリカの河川。オレンジ川の支流。

なお、英語、イタリア語などのbarは、日本語ではバーともバールとも表記される。

脚注

1. ^ “Collins, Italian translation of "bar"”. Collins. 2025年1月5日閲覧。
2. ^ “Collins, Spanish translation of "bar"”. Collins. 2025年1月5日閲覧。
3. ^ ^{a b c d e f} 「バール」『ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典』。https://kotobank.jp/word/%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%AB。コトバンクより2020年7月9日閲覧。 
4. ^ 「バール」『飲み物がわかる辞典』。https://kotobank.jp/word/%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%AB。コトバンクより2020年7月9日閲覧。 
5. ^ 「バール」『デジタル大辞泉』。https://kotobank.jp/word/%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%AB。コトバンクより2020年7月9日閲覧。 

関連項目

• BAR
• バー
• バル
• ヴァール (曖昧さ回避)

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ウィキペディア小見出し辞書

バール（Crowbar）

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/06/17 23:54 UTC 版)

「ハーフライフ2」の記事における「バール（Crowbar）」の解説

ゴードン博士のシンボルとも言える工具、今作でも最初に手に入る武器である。『HL2:DM』では、スタンスティックに比べて攻撃間隔の短い点で優れるが、時間当たりのダメージ量はどちらもほぼ同じ。

Weblio日本語例文用例辞書

「バール」の例文・使い方・用例・文例

• もともとは「ダルバール」はムガル帝国の宮廷のことを指していた。
• 台風の中心気圧は970ミリバールだった。
• 気圧の表示がミリバールからヘクトパスカルに切り替わった.
• 短いバール
• 小さなペストリーの型またはタンバール・シェルで焼かれた濃厚なクリーミーなソースの個々にサーブされる例えばミンチの肉または魚
• 委員会というものは、分を守り、時間を失うグループである。−ミルトン･バール
• 北グリーンランドの東のスバールバル諸島の島
• トランスバールの都市
• 北東の南アフリカの南トランスバールの岩の多い地域
• 旧約聖書によると、エリヤはマウントカーメルでバールの聖職者を破った
• 1バールの1000分の1に相当する大気圧の単位
• 海面での気圧は1013ミリバールである
• ビオサバールの法則という,電流と磁界の強さに関する法則
• アバールという民族
• バールという,用いられる圧力の単位
• ドリルやバールなどの，住居侵入に使われる可能性のある道具を持ち運ぶことも禁止する。