EBウィルス

新語時事用語辞典

EBウィルス

別名：EBウイルス、エプスタインバールウィルス
英語：Epstein-Barr virus、EBV

ヘルペスウィルスに属するとされるウィルス。EBウィルス感染症をもたらす原因として知られる。

EBウィルス感染症は世界中で広く見られる疾患で、成人の多くが罹患したことがあるといわれている。横浜市衛生研究所によれば、「米国では、35-40歳の成人の95パーセントが」EBウィルスに感染しているという。ただし、罹患しても大半の場合は無害に近い軽い症状しか呈さないとされる。

場合によっては、EBウィルスに罹患することで「伝染性単核球症」を発症し、発熱や倦怠感、臓器が腫れるなどの症状を呈することがある。また、まれに「慢性活動性EBウイルス感染症」と呼ばれる症状に至ることがあり、生命の危険にさらされる場合もある。

関連サイト：
EBウイルスと伝染性単核症について - 横浜市衛生研究所

（2012年3月6日更新）

デジタル大辞泉

イービー‐ウイルス【EBウイルス】

読み方：いーびーういるす

《Epstein-Barr virus》ヘルペスウイルスの一種。感染・発症すると発熱などを引き起こすが、日本人の多くは抗体をもつ。エプスタインバールウイルス。EBV。

[補説] 1964年、このウイルスを発見した英国の医学者エプスタイン（Epstein）とバール（Barr）の名にちなむ。