持続感染
【概要】 感染が成立したあとも、微生物がとどまっていること。病気発生との関係は、1)C型肝炎のように微生物が持続的に病気を起こしている場合(慢性炎症)と、2)B型肝炎ウイルスのようにウイルスを出し続けるけど症状を起こさないもの、3)ヘルペスウイルスのように局所に不活発な状態でとどまっているものなどがある。
【詳しく】 大人になれば誰でもこのような微生物を何種類か体の中に持っているもの。その微生物が体にとって害を及ぼすかどうかは、その病原体の力と生体の免疫力のバランスによっている。

持続感染
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 14:23 UTC 版)
ウイルスによっては、短期間で大量のウイルスを作って直ちに宿主を殺すのではなく、むしろ宿主へのダメージが少なくなるよう少量のウイルスを長期間に亘って持続的に産生(持続感染)するものがある。宿主細胞が増殖する速さと、ウイルス複製による細胞死の速さが釣り合うと持続感染が成立する。テンペレートファージによる溶原化もこれにあたる。持続感染の中でも、特にウイルス複製が遅くて、ほとんど粒子の複製が起こっていない状態を潜伏感染と呼ぶ。
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