ウイルス感染とは? わかりやすく解説

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ウイルス感染

英訳・(英)同義/類義語:viral infection

ウイルス体内標的細胞付着侵入すること。かならずしも発症するとは限らない

ウイルス

(ウイルス感染 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/20 12:54 UTC 版)

ウイルス英語: virus〔ヴァイラス[3]〕, ラテン語: virus〔ウィールス[3]〕, 中国語: 病毒)は、他生物細胞を利用して自己を複製させる、極微小な感染性の構造体で、タンパク質の殻とその内部に入っている核酸からなる。ウイルスは1930年代に電子顕微鏡が用いられるようになったことで観察が可能になり、その存在が知られるようになった。


注釈

  1. ^ 日本細菌学会が意訳。中国語に取り入れられ、現在でも使用されている。
  2. ^ 労働安全衛生規則(昭和四十七年労働省令第三十二号)第61条第1項第1号”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局. 2019年12月17日閲覧。に「病毒伝ぱのおそれのある伝染性の疾病にかかった者」とあるが、この場合の伝染性疾患とは結核を指すとされている(労働安全衛生規則等の一部を改正する省令の施行について 平成12年3月30日・基発第207号より)。すなわち、この場合の病毒はウイルスではなく、細菌である結核菌を指す。

出典

  1. ^ Virus Taxonomy: 2021 Release”. International Committee on Taxonomy of Viruses (ICTV). 2022年4月19日閲覧。
  2. ^ 「国際ウイルス分類委員会の新しい分類体系(「ICTV New Taxonomy Release(2019)」)で提唱された目より上位の分類(2020年3月承認)」神谷茂 監修、錫谷達夫・松本哲哉 編『標準微生物学 第14版』付録:表 27-4、医学書院、2021年(2022年4月19日閲覧)
  3. ^ a b 辻野 2010, p. 63.
  4. ^ 森安史典『あなたの医学書 C型肝炎・肝がん』(誠文堂新光社、2009年)17ページ ISBN 978-4-416-80933-4
  5. ^ パトリック・フォルテ―ルはパスツール研究所及びパリ=サクレ大学名誉教授。インタビュー記事「ウイルスは生命体」『朝日新聞』GLOBE(朝刊別刷り)233号/2020年9月6日付【特集】世界はウイルスに満ちている(7面)による。
  6. ^ 中屋敷均 2016, p. 136-137.
  7. ^ a b c d e f g h i j k l 見えざるウイルスの世界 (PDF) 東京大学医学部東京大学医学部附属病院 健康と医学の博物館(2021年8月22日閲覧)
  8. ^ 山内一也:病気を引き起こすのは「氷山の一角」『朝日新聞』GLOBE(朝刊別刷り)233号/2020年9月6日付【特集】世界はウイルスに満ちている(3面)
  9. ^ 国際組織「生物多様性および生態系サービスに関する政府間科学政策プラットフォーム」(IPBES)による。【環境】パンデミックを防ぐため、世界的な自然保護政策を、報告書/哺乳類や鳥類に未知のウイルスは推定170万種、うち85万が人間に感染する恐れ ナショナルジオグラフィック日本語サイト(2020年11月4日)2021年6月24日閲覧
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  11. ^ William T. Stearn: Botanical Latin. History, Grammar, Syntax, Terminology and Vocabulary. Third edition, David & Charles, 1983. 「Virus: virus (s.n. II), gen. sing. viri, nom. pl. vira, gen. pl. vīrorum (to be distinguished from virorum, of men).」
  12. ^ Pons: virus
  13. ^ e.g. Michael Worboys: Cambridge History of Medicine: Spreading Germs: Disease Theories and Medical Practice in Britain, 1865-1900, Cambridge University Press, 2000, p. 204
  14. ^ e.g. Karsten Buschard & Rikke Thon: Diabetic Animal Models. In: Handbook of Laboratory Animal Science. Second Edition. Volume II: Animal Models, edited by Jann Hau & Gerald L. Van Hoosier Jr., CRC Press, 2003, p.163 & 166
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ウイルス感染

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 08:04 UTC 版)

ファイル共有ソフト」の記事における「ウイルス感染」の解説

ネットワーク・セキュリティ上の問題点一つとして暴露ウイルスをはじめとしたコンピュータウイルス感染するというものがある。 コンピュータインストールされるP2Pアプリケーションは、目的用途問わずインターネット対しポートオープンにしてサーバ動作をする場合が多い。また、クライアント的な動作のみであってもいずれにせよアプリケーションバッファオーバーフロー等のセキュリティホール存在した場合アプリケーション同士常時接続している場合が多いだけに、ワームコンピュータウイルス等が急速にP2Pネット感染拡大する脆弱性持っている実際にWinnyShareなどをインストールしたパソコンから個人情報漏洩する事件機密情報漏洩事件多発している。 Winnyなどにおけるウイルス感染・個人情報漏洩は、WinnyなどP2Pソフト脆弱性よるものではなく通常のウイルス同等セキュリティ対策行なっていれば、対応できるのであるまた、常時稼動されているマシンが多いため、P2Pソフトウェアの脆弱性突きボットネット構築されスパムメール送信DDoS攻撃踏み台にされる危険性孕んでいる。その為、更新停止したソフトウェア深刻な脆弱性修正放置されているソフトウェア避けたほうがよい。

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ウイルス感染

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/17 04:52 UTC 版)

仙髄」の記事における「ウイルス感染」の解説

性器ヘルペスウイルスは、骨盤仙髄神経節に潜伏感染する。

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