ヌクレオカプシド【nucleocapsid】
ヌクレオカプシド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/19 15:32 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動ヌクレオカプシド(英: nucleocapsid)とは、ウイルスのゲノム(DNAあるいはRNA)とゲノムを包むタンパク質(カプシド)の総称。ヌクレオキャプシドとも表記される[1]。タンパク質とゲノムの複合体(核タンパク質 (nucleoprotein) もヌクレオカプシドの一部とみなされる。ポリオウイルスのような単純なウイルスではヌクレオカプシドはウイルスの構成成分全てを含むが、他の多くのウイルスではヌクレオカプシドは何らかの機能を有する他の構造物とともにエンベロープに包まれている。
脚注
- ^ 田口文広 「コロナウイルス」 (PDF) 『ウイルス』 61巻2号 日本ウイルス学会、205-210頁、2011年。 NAID 10030578037。国立国会図書館書誌ID: 023466198 。
外部リンク
ヌクレオカプシド
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詳細は「ヌクレオカプシド」を参照 ウイルス核酸とカプシドを合わせたものをヌクレオカプシド (英: nucleocapsid) と呼ぶ。エンベロープを持たないウイルスではヌクレオカプシドはビリオンと同じものを指す。言い換えればヌクレオカプシドは全てのウイルスに共通に見られる最大公約数的な要素である。 ヌクレオカプシドの形はウイルスごとに決まっている。基本的には正20面体型(立方対称型)と螺旋対称型に分けられる。ただし、天然痘の原因であるポックスウイルスやバクテリオファージなどでは、ヌクレオカプシドは極めて複雑な構造であり、単純な対称性は持たない。
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