ウィルス性食中毒
別名:ウイルス性食中毒
ウィルスへの感染を原因として罹患する食中毒のこと。代表的なウィルスとして「ノロウィルス」がある、
食中毒は、その原因のタイプによって、ウィルス性食中毒、細菌性食中毒、自然毒食中毒、化学性食中毒、の4種に大きく分類される。例えば「サルモネラ菌」や「病原性大腸菌O-157」などは細菌性食中毒に分類され、フグ毒や毒キノコなどは自然毒食中毒に分類される。
2011年3月に発生した東日本大震災の影響で、被災地では5月から6月にかけて大量にクロバエやイエバエなどの「震災バエ」が発生している。ハエの仲間には、ウィルス性食中毒や感染症を媒介するものが多く、注意と対応が呼びかけられている。
ウイルス性食中毒
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/09 14:14 UTC 版)
ノロウイルス - ノロウイルス感染症を引き起こす小型のウイルス粒子の属名。たとえばノーウォークウイルスなどがノロウイルス属に含まれる。直接ヒトからヒトに、また飲食物を介してヒトからヒトに感染する。潜伏期間は1〜2日で、激しい下痢と嘔吐が主な症状。感染性が非常に強い。老人ホームなど高齢者の集まる所で蔓延した場合、多数の死者を出しうる。 ロタウイルス - 抗原性によりA群からG群に分類され、ヒトに感染するのはA、B、C群である。A群は乳幼児下痢症の原因ウイルスとして重要。B群は成人に激しい下痢を引き起こす。 A型肝炎ウイルス E型肝炎ウイルス - 野生動物肉や狩猟肉(fr:gibier、en:game meat)、喫食に起因する急性肝炎を起こすことがある。
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