テトロドトキシン
分子式: | C11H17N3O8 |
その他の名称: | Tarichatoxin、Tetrodontoxin、テトロドキシン、テトロドントキシン、タリカトキシン、Maculotoxin、Spheroidine、スフェロイジン、マクロトキシン、フグ毒、テトロドトキシン、Fugu poison、TTX、Tetrodoxin、Tetrodotoxin、(4R,4aα,11S,12S)-Octahydro-12-(hydroxymethyl)-2-imino-5α,9α:7β,10aβ-dimethano-10aH-[1,3]dioxocino[6,5-d]pyrimidine-4α,7α,10β,11,12-pentol、(-)-テトロドトキシン、(-)-Tetrodotoxin、アラレガイトキシン、Araregai toxin、バビロニアジャポニカトキシン1、Babylonia japonica toxin 1、BJT-1 |
体系名: | (4R,4aα,11S,12S)-オクタヒドロ-12-(ヒドロキシメチル)-2-イミノ-5α,9α:7β,10aβ-ジメタノ-10aH-[1,3]ジオキソシノ[6,5-d]ピリミジン-4α,7α,10β,11,12-ペンタオール |
フグ毒 [Puffer toxin,tetrodotoxin]
テトロドトキシンとその誘導体はフグのほかにカリフォルニア・イモリ、コスタリカのカエル、ツムギハゼ、ヒョウモンダコ、スベスベ・マンジュウガニ、カブトガニ、マキガイ(ボウシュウボラ、バイ)、ヒトデ(トゲモミジガイ)など分類上かけ離れた生物にもみいだされており、その起源は謎が多い。最近の研究では、養殖フグが無毒であることから、毒性の起源が天然のフグの餌にあろうと考えられ、まず、ある種の石灰藻が疑われ、さらにその餌となるある種の細菌がフグ毒の起源であろうという考え方が定説になりつつある。フグ毒をつくる細菌としてはビブリオ属やアルテロモナス属の細菌が有力であるが、まだ詳しい毒化のメカニズムは謎である。
フグ毒(ふぐどく、河豚毒、鰒毒、英: fugu toxin)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/13 06:02 UTC 版)
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フグの臓器(卵巣と肝臓に顕著)に含まれる毒素。食中毒の一種。細菌の産生する毒素をフグが蓄えたもので、食用フグに多く含まれるが、カナフグやキタマクラなどではほとんど認められない。他に皮膚や腸から毒が認められるものもあるが、血液はほぼ無毒である。フグ以外にもツムギハゼやカリフォルニアイモリの卵、タコからも認められる。
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