ウモレオウギガニとは? わかりやすく解説

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ウモレオウギガニ

別名:埋扇蟹埋もれ扇蟹Zosimus aeneus

オウギガニ科に属すカニ)。有毒脚部を除く甲幅が8~9センチほどに成長する見た目おおむね毒々しい

毒を持つカニ複数種いるが、ウモレオウギガニは特に強い毒性を持つカニとして知られる甲殻から染み出すように毒をまとうため、触れるだけで危うい。誤って食ったりすると死ぬ危険が高い。

ウモレオウギガニは主に南洋生息している。日本近海にもおり、主に九州から沖縄あたりの浅い海域生息している。2016年11月には和歌山県沖合でウモレオウギガニが漁にかかる事例確認された。

埋扇蟹

読み方:ウモレオウギガニ(umoreougigani)

オウギガニ科のカニ


埋扇蟹

読み方:ウモレオウギガニ(umoreougigani)

オウギガニ科のカニ

学名 Zosimus aeneus


ウモレオウギガニ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/14 14:11 UTC 版)

ウモレオウギガニ
東ティモールアタウロ島で撮影された野生個体。
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
亜門 : 甲殻亜門 Crustacea
: 軟甲綱 Malacostraca
亜綱 : 真軟甲亜綱 Eumalacostraca
上目 : ホンエビ上目 Eucarida
: 十脚目 Decapoda
亜目 : 抱卵亜目 Pleocyemata
下目 : 短尾下目 Brachyura
: オウギガニ科 Xanthidae
: ウモレオウギガニ属 Zosimus
: ウモレオウギガニ Z. aeneus
学名
Zosimus aeneus
(Linnaeus, 1758)
和名
ウモレオウギガニ
英名
-

ウモレオウギガニ学名Zosimus aeneus)は、十脚目オウギガニ科に分類されるカニテトロドトキシンサキシトキシンの猛毒を持つ。[1]

甲幅は約8cm[1]日本では主に南西諸島に分布するが、小笠原諸島八丈島伊豆大島のサンゴ礁や岩礁のある浅い海域に生息する[1]2016年11月4日には和歌山県沖でもイセエビ漁の網にかかり生息が確認された[2]

全身に麻痺性貝毒を有しており、有毒なカニ類では食中毒の発生や死亡率が最も高いとされている[1]。奄美群島では食中毒による死亡例がある[1]スベスベマンジュウガニやツブヒラオウギガニなど他の有毒種と同じくハサミの先端が黒いという特徴がある[1]。発見したとしても食用にしないよう注意喚起が行われている[2]

治療

現在、このカニの解毒剤は存在せず、輸液によって毒を徐々に体外へ排出させる方法しかない[要出典]

脚注

TV放送

2019年7月9日『ザ!世界仰天ニュース』(まさかの食の危険・・・焼肉&アサリ&飲み水で命の危険!!)



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