気管や気管支が慢性的に炎症を起こし、粘り気の強い痰が喉の方に押し出されにくくなり、咳や痰が続く病気です。慢性気管支炎になると、気道が狭くなって息を吐きづらくなるという症状がみられます。これを気流制限といいます。症状が起こる病気に肺気腫がありますが、現在ではこれらを合わせて慢性閉塞性肺疾患(COPD)と呼ぶことが多くなっています。ともに最大の原因は喫煙であることが分かっています。受動喫煙もまた症状を悪化させます。禁煙は予防だけでなく症状を軽減する上でも有効で、最も重要な治療手段であるといえます。
慢性気管支炎
慢性気管支炎【まんせいきかんしえん】
慢性気管支炎
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 16:24 UTC 版)
痰・咳が2年以上連続し、毎年3ヶ月以上継続するものを指す。慢性閉塞性肺疾患(COPD)に含まれる。ただし肺結核、肺化膿症、気管支喘息、気管支拡張症等の肺・心疾患を伴うものは除外する。また男性に多く、冬期に増加する傾向がある。進行そのものは緩慢で適切な治療を行えば問題は無いが、放置すると肺性心へ進行する事も多いので注意が必要である。
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