肺性心とは? わかりやすく解説

はいせい‐しん【肺性心】

読み方:はいせいしん

肺疾患が原因となって肺の血流換気低下するため、心臓の負担増し、特に右心が肥大して弱った状態。チアノーゼ呼吸困難などの症状認められる


肺性心

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/19 14:30 UTC 版)

肺性心(はいせいしん、: cor pulmonale, CP)は、の疾患の存在による肺循環の障害によって肺動脈圧の亢進をきたし、右心室の肥大拡張が生じる状態。肺高血圧あるいは右心系の鬱血性循環障害が認められる。進行するとチアノーゼ頚静脈の怒張、静脈拍動、浮腫をきたす。超音波検査では肺動脈径の拡大、後大静脈(ウシや犬などに存在)径の拡大、右心壁の拡大所見が認められる。心電図では右心室の拡大所見、P波の増高(肺性P)が認められる。X線撮影では、肺動脈後大静脈の拡大所見、肺の鬱滞所見が認められる。治療には循環障害の原因となっている肺の疾患の治療を行う。

出典

参考文献

  • 日本獣医内科学アカデミー編 『獣医内科学(大動物編)』 文永堂出版 2005年 ISBN 4830032006
  • 獣医学大辞典編集委員会編集 『明解獣医学辞典』 チクサン出版 1991年 ISBN 4885006104
  • 西村正治、「呼吸器疾患 肺性心」 medicina 1995/11/30, 32巻 12号, p.322-324, doi:10.11477/mf.1402904102

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