三尖弁狭窄症
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 04:25 UTC 版)
三尖弁狭窄症(さんせんべんきょうさくしょう: tricuspid stenosisTS)は、三尖弁が狭まった病気。 誘因・原因 ほとんどがリウマチ熱の後遺症だが、リウマチ熱自体の減少で激減している。 単独の疾患は稀で、ある程度の三尖弁閉鎖不全(TR)を伴い、大半は僧帽弁狭窄(MS)を合併。 病態・症状 右房から右室への流れが悪いため、右房圧が上昇して右房拡大、これによる代償が限界に達すると静脈からの血液の戻りが悪くなり、最終的に右室に流入する血液不足で右心不全になる。 長期間無症状だが次第に下半身浮腫・頸動脈怒張・肝腫大や消化器症状などの右心不全の症状を呈す。他覚的には関係静脈逆流を認める。 治療 治療は僧帽弁狭窄症に準じる。
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