感染性心内膜炎とは? わかりやすく解説

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かんせんせい‐しんないまくえん【感染性心内膜炎】

読み方:かんせんせいしんないまくえん

心内膜心臓弁膜生じ感染症血液侵入した細菌などの病原体心膜感染巣をつくり、弁を破壊したり、塞栓症などの合併症引き起こしたりする。抜歯婦人科泌尿器科などの処置誘因となる場合がある。


感染性心内膜炎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/17 19:43 UTC 版)

感染性心内膜炎(Infective endocarditis)は、心臓の内側に細菌が感染し、これによる心臓弁の穿孔等の炎症性破壊と菌血症を起こす疾患。「亜急性細菌性心内膜炎:Subacute Bacterial Endocarditis:SBE」などとも呼ばれていたが、細菌以外(真菌などの微生物)も原因となるので、この名となった[1]


注釈

  1. ^ 血液培養の間には1時間程度の時間差を取る。また、特に発熱時に検出率が上がるという事はない。

出典

  1. ^ 細菌性心内膜炎 - MyMed 医療電子教科書
  2. ^ http://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMicm1312093


「感染性心内膜炎」の続きの解説一覧

感染性心内膜炎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/11/03 11:58 UTC 版)

心内膜炎」の記事における「感染性心内膜炎」の解説

心臓弁自身血液供給受けていないため、白血球のような防御免疫機構血流通じて直接、弁に届くことはない。バクテリアのような生物が弁の表面取り付いて増殖起こした場合宿主側の免疫反応は鈍いものにとどまる。弁が血液供給受けていないことは、感染した弁に作用しにくいという治療面の問題はらんでいる。 通常血液はこれらの弁をスムーズに流れる。しかし例えリウマチ熱でこれらの弁がダメージ受けた場合バクテリア取り付かれるリスクが高まる。 リウマチ熱世界中で広く見られる病気で、心臓弁ダメージ与え原因として多く見られる慢性リウマチ熱特徴は、繰り返す炎症線維症消散である。弁の重要な解剖学上の変化として、葉状部の肥厚化交連癒合腱索短小化・肥厚化が見られるリウマチ熱再発は、低用量抗生物質投与止めた場合、特に最初発症から3年ないし5年の間は比較的よく見られる。特に、弁に問題がある場合心臓合併症長期かつ深刻になる場合がある。連鎖球菌による咽頭扁桃感染症 (Strep throat) に対して常にペニシリンを使うようになり、リウマチ熱先進国であまり見られなくなったが、高齢者開発途上国ではリウマチ不十分な治療から来る心臓弁膜症僧帽弁逸脱、再感染による弁膜心内膜炎、弁の断裂など)が今も問題になっている。 あるインド病院では2004年から2005年の間、心内膜炎患者24名のうち4名は従来のような増殖症を示さなかった。彼らは全員リウマチ熱にかかり、長期発熱示し深刻な僧帽弁逆流起こしていた。(うち一人僧帽弁後尖逸脱症だった。)

※この「感染性心内膜炎」の解説は、「心内膜炎」の解説の一部です。
「感染性心内膜炎」を含む「心内膜炎」の記事については、「心内膜炎」の概要を参照ください。

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