表皮ブドウ球菌(Staphylococcus epidermidis)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/28 05:55 UTC 版)
「ブドウ球菌」の記事における「表皮ブドウ球菌(Staphylococcus epidermidis)」の解説
主として鼻腔や表皮に常在する。通常は非病原性であり、他の病原菌から表皮を守るバリアーや、表皮を健康に保つ役目を果たしている菌である。しかし、体内に侵入すると病原性を発することもある。プラスチック表面などに対する付着性が強く、加えて表皮の常在菌であるため、手術の際にカテーテルや心臓弁などの医療用器具に付着して体内に侵入することがある。特に体内に留置するタイプの医療器具に付着して、そこで増殖することによって深在性の化膿症の原因になることがある。
※この「表皮ブドウ球菌(Staphylococcus epidermidis)」の解説は、「ブドウ球菌」の解説の一部です。
「表皮ブドウ球菌(Staphylococcus epidermidis)」を含む「ブドウ球菌」の記事については、「ブドウ球菌」の概要を参照ください。
- 表皮ブドウ球菌のページへのリンク