主な院内経路と病原体
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/15 14:53 UTC 版)
接触感染:保菌者の皮膚や粘膜などに触れたり、食器や衣類などに間接的に触れることで感染する多剤耐性菌(MRSA、VRE、VRSA、多剤耐性緑膿菌 (MDRP)など) 疥癬 セレウス菌 経口感染:病原体が手や食器などを介して口から侵入して感染する。特に糞口感染(感染に要する病原体数が極めて少なく、伝染性が高い)の場合が多い。腸管出血性大腸菌 (O157など) 赤痢菌 ノロウイルス 飛沫感染:病原体が保菌者のクシャミ・咳などで飛ばされ感染するインフルエンザウイルス 風疹ウイルス マイコプラズマ 髄膜炎菌 空気感染:空気中に浮遊した病原体を吸い込むことで感染する麻疹ウイルス 水痘ウイルス 結核菌 血液感染:針刺し事故や輸血、血液製剤から感染するヒト免疫不全ウイルス B型肝炎ウイルス C型肝炎ウイルス 手術や処置による感染:カテーテルやプラスチック製の人工弁など、体内に留置する医療器具からの感染や、生体製剤からの感染緑膿菌(静脈内、尿路内の留置カテーテルから) 表皮ブドウ球菌(コアグラーゼ陰性ブドウ球菌(CNS)の一種。留置医療器具から) プリオン(硬膜製剤による薬害CJD)
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