主な院内感染
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/10 08:39 UTC 版)
「2003年台湾におけるSARSの流行」の記事における「主な院内感染」の解説
和平医院 陽明医院 仁済医院 高医大附設医院 台北市 市立聯合医院和平院区(和平医院。中正区) 市立聯合医院陽明院区(陽明医院。士林区) 仁済医院(中国語版)(万華区) 台北市立関渡医院(中国語版)(北投区) 国立台湾大学附設医院(中国語版)(台大医院。中正区) 桃園県 (桃園市)敏盛綜合医院(英語版) 高雄市 高雄長庚医院(中国語版)(三民区) 高雄県 高雄医学大学附設医院(中国語版)(鳥松郷)。 4月上旬、香港で集団感染が発生したマンション(淘大花園)住人が台湾入国中に列車を利用、列車内に居合わせた台北在住の女性が和平医院で診察を受け別の病院に転院した。この1時間程度の接触により和平医院内でSARS感染者が爆発的に増加していった。4月24日から5月7日まで2週間の封鎖措置が実施されたが、予告なしに行われたため、見舞客やトイレを借りにきただけのタクシー運転手など無関係の訪問者も含めて1,000人以上が閉じ込められ、窓から脱出を試みる者や白幕で抗議のメッセージを掲げる医療従事者など現場は相当な混乱状態となっただけでなく、センセーショナルな報道を通じて社会が恐怖に陥った。医療従事者57人(死亡7人)、疑い例も含め一般人97人が感染(死亡24人)し、1人は自殺者だった。 5月24日、医療従事者の院内感染率が32%から4%未満に低下。 5月31日、疾官局長蘇益仁は、医療従事者の院内感染がほぼゼロに近づいたとの見解を発表した。 最終的に医療従事者の殉職は11人にのぼった。
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