ビタミン‐ビーじゅうに〔‐ジフニ〕【ビタミンB12】
ビタミンB12
ビタミンB12
ビタミンB12
ビタミンB12 ( vitamin B-12 )
ビタミンB12(びたみんびー)
ビタミンB12
ビタミンb12
ビタミンB12
シアノコバラミン
(ビタミンB12 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/10 04:35 UTC 版)
シアノコバラミン(cyanocobalamin)は、ヒドロキソコバラミンなどと共にビタミンB12とも呼ばれる代表的なコバラミンの一種であり、ビタミンの中で水溶性ビタミンに分類される生理活性物質である。コバルトを含むため赤色又はピンク色を呈する[1]。
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ビタミンB12
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 07:04 UTC 版)
脳の機能とエネルギーに重要であり、体内でいくつかの役割を果たす。POISに対する良い結果が複数得られている。ビタミンBが効く背後にある理論としては、脳の神経伝達物質の補充や、射精後に失われたものを補充し、体内で生成される過剰なヒスタミンを減らす、などがある。
※この「ビタミンB12」の解説は、「オーガズム後疾患」の解説の一部です。
「ビタミンB12」を含む「オーガズム後疾患」の記事については、「オーガズム後疾患」の概要を参照ください。
ビタミンB12
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 02:18 UTC 版)
詳細は「シアノコバラミン」を参照 ビタミンB12は、細胞分裂、赤血球の生成及び成熟分裂、DNA合成、神経の正常な動作に必要とされており、細菌によって合成されている。ビタミンB12が欠乏すると重大な健康問題となり、神経が損傷するだけでなく、巨赤芽球性貧血に陥ることもある。ヴィーガンはもちろん、ベジタリアンでさえビタミンB12強化食品やサプリメントを摂取すべきだという合意が栄養士の間にある。多くの場合に(少なくとも欧米では)ヴィーガンが植物中心の食生活からビタミンB12を摂取することは難しいということが、ヴィーガニズムへの反論としてしばしば指摘される。 ビタミンB12の生成は、細菌やきのこ・藻類といった微生物が行っているため、植物も動物も自分でビタミンB12を生成することはできない。 草食性の動物では、自分の第一胃において反芻することで細菌が生成したものを吸収したり、ウサギのように盲腸糞を食べることもある。肉食の動物ではこうした動物を食べることでビタミンB12の摂取源となる。きちんと洗われていない植物には、土中の、特に糞の細菌に由来するビタミンB12が含まれる可能性がある。特に発展途上国においては、飲み水にもこうしたB12を生成する細菌が含まれている可能性がある。栄養士のリード・マンゲルスらは、人間の体内の細菌は消化器官の中でビタミンB12を生成するが、その多くは吸収されることなく排泄されるため尿に少量含まれている程度だとしている。医学研究者のジェームズ・ハルステッド (James Halsted) は、動物性たんぱく質の摂取が少量あるいはまったくないにもかかわらず、イランのある地域の住民から正常な濃度のビタミンB12が検出されたのは、一緒に暮らしている動物の排せつ物や人間の屎尿を肥料として利用し、その屎尿で育った作物が十分に洗われぬまま食べられていたからであることを、1960年代に行った調査で明らかにした。人間の口もB12の摂取源となるが、大した量ではないうえ、B12に類似した非活性物質であることが多い 欧米は衛生環境が整っているため、完全菜食ではビタミンB12不足を招きやすい傾向にある。そのため、このような地域においてビタミンB12を摂取するには、サプリメントや栄養強化食品を食べる必要がある。サプリメントのビタミンB12は産業的に細菌合成したのものであり動物由来ではない。 ビタミンB12のRDA(μg)0~6か月0.4 7~12か月0.5 1~3歳0.9 4~8歳1.2 9~13歳1.8 14歳以上2.4 妊娠中・授乳中2.4~2.6 サプリメントや栄養強化食品を摂取していないヴィーガンに関するいくつかの研究にてビタミンB12欠乏症の症状がみられなかったことから、ヴィーガン達のコミュニティーの間では、このような栄養補助食品の必要性を疑問視する声も上がっている。 マンゲルスらによれば意見の相違は、こうしたサプリメントを摂取しなかったヴィーガンに対する長期的な調査が皆無なことや、ビタミンB12を測定する標準的な手段がないことが原因だとしている。また、もしビタミンB12を含むサプリメントや栄養強化食品を摂取しなかった場合、数十年かかるかもしれないが欠乏症になるだろうとしている。 また、ビタミンB12が含まれる食品として、味噌やテンペといった発酵食品、アラメやワカメ、海苔、昆布、スピルリナといった海藻、葉野菜や穀物・豆類には、ビタミンB12があり、さらに言えば雨水にも含まれている。麦芽シロップ(英語版)、シイタケ、パセリ、サワードウにもB12は含まれているが、これらの食品に含まれるB12は非活性のものであると見られている。
※この「ビタミンB12」の解説は、「ヴィーガニズム」の解説の一部です。
「ビタミンB12」を含む「ヴィーガニズム」の記事については、「ヴィーガニズム」の概要を参照ください。
「ビタミンB12」の例文・使い方・用例・文例
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