亜硝酸カリウムとは? わかりやすく解説

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あしょうさん‐カリウム〔アセウサン‐〕【亜硝酸カリウム】

読み方:あしょうさんかりうむ

硝酸カリウムを鉛で還元する得られる無色結晶性質・用途などは亜硝酸ナトリウムによく似る。化学式KNO2


亜硝酸カリウム


亜硝酸カリウム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/09 04:12 UTC 版)

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亜硝酸カリウム
Potassium nitrite
識別情報
CAS登録番号 7758-09-0 
PubChem 516910
ChemSpider 22857 
UNII 794654G42L 
E番号 E249 (防腐剤)
RTECS番号 TT3750000
特性
化学式 KNO2
モル質量 85.10379 g/mol
外観 白色ないしごく薄い黄色の結晶性粉末。潮解性がある。
密度 1.914986 g/cm3
融点

440.02 °C (分解)

への溶解度 281 g/100 mL (0 °C)
413 g/100 mL (100 °C)
危険性
安全データシート(外部リンク) External MSDS
EU分類 Oxidant (O)
Harmful (Xn)
Dangerous for the environment (N)
NFPA 704
0
2
2
OX
Rフレーズ R8 R25 R50.
Sフレーズ S45 S61
引火点 不燃性
半数致死量 LD50 235 mg/kg
関連する物質
その他の陰イオン 硝酸カリウム
その他の陽イオン 亜硝酸ナトリウム
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

亜硝酸カリウム(あしょうさんカリウム、英語: potassium nitrite)はカリウム亜硝酸塩で、化学式はKNO2

用途

欧州連合[1]アメリカ合衆国[2]オーストラリアおよびニュージーランド[3]では、亜硝酸ナトリウムと同様にE番号249の食品用防腐剤として使われる。 他にも、排水処理[4]燃料電池用金属酸化物膜の製造[5]など幅広い用途に利用される。

安全性

日本の毒物及び劇物取締法では劇物、消防法では第一類危険物に分類される。強力な酸化剤であり、助燃性を持つ。空気中で酸化し、硝酸カリウムを生じる。530℃以上に加熱すると爆発する場合がある。眼・皮膚に対する刺激性、動物実験での生殖毒性の報告がある[6]

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ UK Food Standards Agency: Current EU approved additives and their E Numbers”. 2011年10月27日閲覧。
  2. ^ US Food and Drug Administration: Listing of Food Additives Status Part II”. 2011年10月27日閲覧。
  3. ^ Australia New Zealand Food Standards CodeStandard 1.2.4 - Labelling of ingredients”. 2011年10月27日閲覧。
  4. ^ 有機性排水の処理方法(asutamuse)
  5. ^ 固体酸化物形燃料電池の製造方法(asutamuse)
  6. ^ 化学物質等安全データシート(昭和化学)

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