硫酸水素カリウムとは? わかりやすく解説

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硫酸水素カリウム


硫酸水素カリウム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/04/26 02:09 UTC 版)

硫酸水素カリウム

IUPAC名 硫酸水素カリウム
別名 酸性硫酸カリウム、重硫酸カリウム
組成式 KHSO4
式量 136.17 g/mol
形状 無色結晶
CAS登録番号 7646-93-7
水への溶解度 約 121.6 g/100 mL (100 ℃)
融点 214 ℃

硫酸水素カリウム(りゅうさんすいそカリウム、Potassium hydrogen sulfate)は化学式 KHSO4無機化合物

性質

かつて、硝石硫酸を反応させて硝酸を作る際の副産物として得られたが、現在では硫酸カリウム硫酸を等量反応させて溶液から析出させる。水溶液からは含水塩が得られる。結晶水は1または5.5だとされ、無水塩は斜方晶系または単斜方系の無色の結晶である。

210°Cで分解してピロ硫酸カリウムになり、さらに加熱すると三酸化硫黄硫酸カリウムに分解する。水溶液は酸性。エタノール中では分解する。用途としては難溶性塩の酸性融解用融剤や白金器具の洗浄が挙げられる。 などの組成のものもある。

合成法

前述の通り、硝石(硝酸カリウム)と硫酸を加えて加熱すると硝酸とともに副生する。

硫酸カリウム硫酸との反応式も示す。

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