テトラヨード水銀(II)酸カリウムとは? わかりやすく解説

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テトラヨード水銀酸二カリウム

分子式HgI4K2
その他の名称テトラヨード水銀酸二カリウム、テトラヨード水銀(II)酸カリウムPotassium tetraiodomercurate(II)、Mercuric potassium iodite、Mayer's reagent、Dipotassium tetraiodomercurate、Mercury potassium iodide


テトラヨージド水銀(II)酸カリウム

(テトラヨード水銀(II)酸カリウム から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/27 22:23 UTC 版)

テトラヨージド水銀(II)酸カリウム
識別情報
CAS登録番号 7783-33-7
国連/北米番号 3287
特性
化学式 HgI4K2
モル質量 786.4 g mol−1
外観 淡黄色結晶
密度 1.16 g/cm3
熱化学
標準生成熱 ΔfHo −774.0 kJ mol−1[1]
危険性
安全データシート(外部リンク) External MSDS for Nessler's reagent
関連する物質
その他の陰イオン ヨウ化水銀(II)
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

テトラヨージド水銀(II)酸カリウム(テトラヨージドすいぎん に さんカリウム、: potassium tetraiodomercurate(II))は、カリウムカチオンとテトラヨージド水銀(II)酸アニオンからなる錯体である。主にアンモニアを検出するために、0.09 mol/Lのテトラヨージド水銀(II)酸カリウム水溶液と2.5 mol/Lの水酸化カリウム水溶液の混合物、いわゆるネスラー試薬として使われる。

概要

ヨウ化水銀(II)を濃厚なヨウ化カリウム水溶液に溶解し、濃縮すると淡黄色の二水和物 K2][HgI4]・2H2O が析出する[2][3]

テトラヨージド水銀(II)酸アニオン

この名前はユリウス・ネスラーにちなみ、アンモニアを含む試料に滴下すると黄色に呈色する。より高い濃度では褐色の沈殿が生じる。スポットテストとしての感度は、試料2 μL中アンモニア約0.3 μgである[要出典]

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