カノ【Kano】
読み方:かの
ナイジェリア北部の都市。カノ州の州都。14世紀以前にハウサ族の都市国家が成立し、サハラ交易の拠点として栄えた。20世紀初めにラゴスと鉄道で結ばれて農畜産物の集散地になり、同国北部の重要な商工業都市になった。イスラム教徒のメッカ巡礼の中継地としても知られる。カーノ。
か‐の【▽彼の】
カノ
加野
加野
狩野
神野
神野
蚊野
蚊野
鹿野
鹿野
カノ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/17 15:03 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動カノ Kano | |||
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位置 | |||
座標 : 北緯12度00分 東経8度31分 / 北緯12.000度 東経8.517度 | |||
行政 | |||
国 | ナイジェリア | ||
州 | カノ州 | ||
市 | カノ | ||
Governor | Abdullahi Umar Ganduje | ||
地理 | |||
面積 | |||
市域 | 499 km2 | ||
市街地 | 251 km2 | ||
標高 | 488 m | ||
人口 | |||
人口 | (2016年現在) | ||
市域 | 3,931,300人 | ||
市街地 | 3,550,000人 | ||
その他 | |||
等時帯 | 西アフリカ時間 (UTC+1) |
カノ(英: Kano)はナイジェリアの都市である。カノ州の州都。 国際空港もあり各地と航路でも結ばれている。 2006年の人口は約216.3万人。
歴史
ハウサ人が1000年頃に王国を建て、ハウサ諸王国のひとつカノ王国として繁栄した。
12世紀頃より、ムスリム商人の活動にともなってイスラーム化が進んだと考えられる。 サハラ縦断貿易の要所であり、金・塩・奴隷・象牙などを扱う交易拠点として発展した。
15世紀に土で作られた城壁が拡張された。 城壁は現在も残されている。
1805年、カノ首長国が成立。
1809年、他のハウサ諸国と同じくフラニ帝国によって征服される。
19世紀より西欧の探検家が侵入するようになる。 19世紀末にはこの地で「カノ年代記」が編まれ、ハウサ諸王国の歴史を伝える貴重な史料となっている。
1953年、ヨルバ族とイボ族の間でen:Kano riot of 1953が起こった。
1960年、ナイジェリアがイギリスから独立した。 カノは北部州に編入された。
1966年、カノなど北部の都市で、ハウサ・フラニ人のイボ人に対する虐殺が行われ、数千人が犠牲となった。
1967年、北部の虐殺を受けて南東部でビアフラ共和国が建国しビアフラ戦争が始まった。 カノ州が新設され、カノは州都になった。
地理
近隣の都市としては、約130キロ南西のザリア、200キロ西のグサウなどが挙げられる。ニジェールとの国境まで約100キロ程度であり、約200キロ北にニジェールのザンデール(ジンデル)が位置している。
カノは標高488mで、サヘル南部に広がるスーダンサバンナ地域にあるジョス高原の北側に位置する。カノ川とチャラワ川が合流するアデジャ川付近に位置する。アデジャ川は東進してチャド湖に流れ込む。
気候
カノ (1981–2010)の気候 | |||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
平均最高気温 °C (°F) | 29.0 (84.2) | 32.4 (90.3) | 36.4 (97.5) | 39.1 (102.4) | 37.1 (98.8) | 35.4 (95.7) | 32.0 (89.6) | 30.9 (87.6) | 32.3 (90.1) | 34.5 (94.1) | 33.1 (91.6) | 29.9 (85.8) | 33.5 (92.3) |
平均最低気温 °C (°F) | 13.7 (56.7) | 16.2 (61.2) | 20.4 (68.7) | 24.5 (76.1) | 25.0 (77) | 23.7 (74.7) | 22.1 (71.8) | 21.2 (70.2) | 21.9 (71.4) | 21.2 (70.2) | 17.1 (62.8) | 14.2 (57.6) | 20.1 (68.2) |
雨量 mm (inch) | 0.0 (0) | 0.3 (0.012) | 1.0 (0.039) | 14.1 (0.555) | 57.3 (2.256) | 132.5 (5.217) | 281.0 (11.063) | 323.9 (12.752) | 155.8 (6.134) | 14.1 (0.555) | 0.0 (0) | 0.0 (0) | 980.0 (38.583) |
平均降雨日数 (≥0.2 mm) | 0 | 0 | 0 | 1 | 5 | 8 | 13 | 15 | 24 | 6 | 0 | 0 | 72 |
% 湿度 | 17.0 | 13.2 | 13.2 | 19.1 | 29.5 | 44.5 | 58.9 | 63.6 | 55.0 | 30.1 | 18.1 | 17.4 | 31.6 |
平均月間日照時間 | 244.9 | 232.4 | 238.7 | 234.0 | 263.5 | 261.0 | 229.4 | 220.1 | 240.0 | 266.6 | 264.0 | 260.4 | 2,955 |
平均日照時間 | 7.9 | 8.3 | 7.7 | 7.8 | 8.5 | 8.7 | 7.4 | 7.1 | 8.0 | 8.6 | 8.8 | 8.4 | 8.1 |
出典1:World Meteorological Organization[1] | |||||||||||||
出典2:NOAA (sun and relative humidity, 1961–1990)[2] |
住民
経済
ナイジェリア北部の経済・文化における中心都市。
ピーナッツの生産、集散地として知られる。
交通
空港
鉄道
ラゴスまでの鉄道は、長らく荒廃して運行が停止されていたが2012年に再開されている[3]。
道路
- サハラ砂漠縦貫道路(トランス・アフリカ・ハイウェイ2号線):アルジェ(アルジェリア)⇔タマンラセット(アルジェリア)⇔アガデス(ニジェール)⇔カノ⇔ラゴス
- トランス・アフリカ・ハイウェイ5号線(サヘル横断道路):ダカール(セネガル)⇔バマコ(マリ共和国)⇔ワガドゥグー(ブルキナファソ)⇔ニアメ(ニジェール)⇔カノ⇔ンジャメナ(チャド)
教育
街にはバイェロ大学があり、ナイジェリア北部における教育の中心地でもある。
- バイェロ大学
- Maitama Sule University
スポーツ
サッカー
カノをホームとするサッカークラブがある。
- カノ・ピラーズFC
出身者
ギャラリー
関連項目
- カノ首長国
- カノ航空惨事
脚注
- ^ “World Weather Information Service – Kano”. World Meteorological Organization. 2016年7月7日閲覧。
- ^ “Kano Climate Normals 1961–1990”. National Oceanic and Atmospheric Administration. 2016年7月7日閲覧。
- ^ ラゴス〜カノ間の長距離鉄道、約10年ぶりに運行再開−ラゴスでは近郊列車の計画も進む− JETRO(2013年2月28日)2018年2月10日
外部リンク
カノ
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「カノ」の例文・使い方・用例・文例
- カノジョよりも、相当、シワの入り方が細かい
- その制服、前カノになんちゃって女子高生プレイさせるために買ってたもんなんてバレたら・・・。
- サンカノゴイ
- 一種のサンカノゴイ
- サンカノゴカイの一種
- サンカノゴカイ
- 小さなアメリカのサンカノゴイ
- 米国南東部の川で、ノースカロライナ州からウェストヴァージニア州まで北流し、カノワ川へ注ぐ
- コカノキ科の南米の低木および小高木の大きな属
- カノコソウ属の植物で裂片または全裂の葉と白またはピンクの花の集散花序をつける
- カノシタ科の標準属
- カノン砲という大砲
- アソカノキという植物
- カノープスという竜骨座の首星
- サンカノゴイという鳥
- カーティス・グランダーソン選手とロビンソン・カノ選手が本塁打を2本ずつ放った。
- >> 「カノ」を含む用語の索引
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