硫化カリウム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/11/01 08:47 UTC 版)
Jump to navigation Jump to search硫化カリウム Potassium sulfide |
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硫化カリウム |
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別称
チオジカリウム
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識別情報 | |
CAS登録番号 | 1312-73-8 |
RTECS番号 | TT6000000 |
特性 | |
化学式 | K2S |
モル質量 | 110.262 g/mol |
外観 | 白色の結晶。吸湿したものは赤色または茶色。 |
密度 | 1.805 g/cm3(14℃) |
融点 | 840 ℃ |
沸点 | 分解 |
水への溶解度 | 硫化水素カリウム、水酸化カリウムに分解。 |
その他の溶剤への溶解度 | エタノールやグリセリンに可溶 |
構造 | |
結晶構造 | 逆蛍石型 |
熱化学 | |
標準生成熱 ΔfH |
−380.7 kJ mol−1[1] |
標準モルエントロピー S |
105 J mol−1K−1 |
危険性 | |
主な危険性 | 腐食性(C) 環境への危険性 (N) |
Rフレーズ | R31, R34, R50 |
Sフレーズ | (S1/2), S26, S45, S61 |
関連する物質 | |
関連物質 | 硫化ナトリウム |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
硫化カリウム(りゅうかカリウム potassium sulfide)は化学式K2Sで表される無機化合物。結晶構造は逆蛍石型で、小さなカリウムイオンK+による立方体の内部に、大きな硫化物イオンS2−が入り込む構造となっている[2]。その格子定数はa = 7.39Åである[3]。
硫化物イオンは電荷密度の高い陰イオンであり、加水分解により水酸化カリウムと硫化水素カリウムに分解される。このため水溶液は強アルカリ性を示す。
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