硫化カリウムとは? わかりやすく解説

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硫化カリウム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/10/27 10:09 UTC 版)

硫化カリウム
Potassium sulfide
物質名
識別情報
3D model (JSmol)
ChemSpider
ECHA InfoCard 100.013.816
EC番号
  • 215-197-0
PubChem CID
RTECS number
  • TT6000000
UNII
国連/北米番号 1847 1382
CompTox Dashboard (EPA)
性質
K2S
モル質量 110.262 g/mol
外観 白色の結晶。吸湿したものは赤色または茶色。
密度 1.805 g/cm3(14℃)
融点 840 °C (1,540 °F; 1,110 K)
沸点 912 °C (1,674 °F; 1,185 K) (分解)
硫化水素カリウム、水酸化カリウムに分解。
その他の溶剤への溶解度 エタノールグリセリンに可溶
磁化率 −60.0·10−6 cm3/mol
構造
蛍石
熱化学
標準モルエントロピー S 105.00 J·mol−1·K−1[1]
標準生成熱 fH298)
−406.2 kJ·mol−1[2]
−392.4 kJ·mol[2]
危険性
労働安全衛生 (OHS/OSH):
主な危険性
皮膚に火傷を引き起こす、環境に有害
GHS表示:
Danger
H314, H400
P260, P264, P273, P280, P301+P330+P331, P303+P361+P353, P304+P340, P305+P351+P338, P310, P321, P363, P391, P405, P501
関連する物質
関連物質 硫化ナトリウム
特記無き場合、データは標準状態 (25 °C [77 °F], 100 kPa) におけるものである。
 verify (what is  N ?)

硫化カリウム(りゅうかカリウム potassium sulfide)は化学式K2Sで表される無機化合物結晶構造は逆蛍石型で、小さなカリウムイオンK+による立方体の内部に、大きな硫化物イオンS2−が入り込む構造となっている[3]。その格子定数はa = 7.39Åである[4]

硫化物イオンは電荷密度の高い陰イオンであり、加水分解により水酸化カリウム硫化水素カリウムに分解される。このため水溶液は強アルカリ性を示す。

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