摂るとは?

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とる [1] 【執】

暦注十二直の一。神仏祭祀婚姻などに吉,移転旅行に凶という日。

と・る [1] 【取る・執る・採る・捕る・撮る】

( 動五[四] )
手に持つ。 《取・執》
離れているものを手でつかんで持つ。手で握る。 「茶碗を手に-・って見る」 「書棚の本を-・る」 「ペンを-・る」
手に持って使う。操作する。 「船の舵(かじ)を-・る」
つまんで上に引き上げる。 「袴の股立ちを-・る」 「着物の褄(つま)を-・る」
手に入れる。自分のものにする。 「政権を-・る」 「損して得-・れ」
理する。仕事を進める。運用する。 《執》 「事務を-・る」 「政務を-・る」
保存する。残しておく。 《取》 「記念に-・っておく」 「明日のおやつに半分-・っておく」
かたく保持する。守る。 「自説を-・って譲ろうとしない」
それまであった所から自分の側に移す。 《取》
に取って自分ものとする。 「お菓子を一つずつ-・る」 「お釣りは-・っておいてください
集める。採集する。収穫する。 《取・採》 「きのこを-・る」 「貝を-・る」 「血を-・る」 〔農作物場合は「穫る」とも書く〕
捕らえる。つかまえる。捕獲する。 《捕》 「すずめを-・る」 「(ちよう)を-・る」 「マグロを-・る」 「熊を-・る」 〔「獲る」とも書く。昆虫など小さな動物場合は「採る」とも書く〕
領有する。支配する。 《取・執》 「天下を-・る」 「リーダーシップを-・る」 「乾杯の音頭を-・る」 「指揮を-・る」
分けて移す。分けて自分ものとする。 「料理小皿に-・る」 「分け前を-・る」
報酬を得る。収入を得る。 「高給を-・る」 「月給を-・る」
(「摂る」とも書く)体内取りこむ。食べる。摂取する。 「食事を-・る」 「野菜を-・る」 「ビタミンを-・る」
体を休ませることをする。体に心地よいことをする。 「睡眠を-・る」 「休養を-・る」 「暖を-・る」 「木陰で涼を-・る」
願い出て得る。請う与えられる
休みをもらう。 「休暇を-・る」 「暇を-・る」
許しを得る。 「保健所許可を-・る」 「相手了解を-・る」
取引をまとめる。 「注文を-・る」 「契約を-・る」
自分ところへ来させてあることをする。または,させる。
注文して持って来させる。取り寄せて買う。 「出前を-・る」 「寿司を-・る」
届けさせて定期的に継続して買う。 「新聞を-・る」
呼び寄せる。呼んで療治をさせる。 「あんまを-・る」
迎え入れる。もらう。 「息子に嫁を-・る」 「弟子を-・る」
権力によって強制的集める。多く受け身の形で用いる。 「息子兵隊に-・られる」 「徴用に-・られる」
引き入れる導き入れる。 《取・採》 「灌漑用水を-・る」 「天窓から明かりを-・る」
導く。案内する。 「手を-・って教える」 「馬の口を-・る」
つながり設ける。接触する。 「連絡を-・る」 「コンタクトを-・る」
成績資格などを得る。 「良い成績を-・る」 「学位を-・る」 「賞を-・る」 「運転免許を-・る」
ある事や物の代わりにあずかる。 「人質を-・る」 「担保を-・る」
それまであった場所から別のところに移す。 《取》
不要なものや汚れなどを除く。取り去る。どける。 「しみを-・る」 「澱(おり)を-・る」
(「脱る」とも書く)身に付けていたものを外す。ぬぐ。 「帽子を-・って挨拶あいさつする」 「眼鏡を-・る」
付属品などを取り外す。 「箱のふたを-・る」 「本のカバーを-・る」
体から苦痛や不快感を除く。 「痛みを-・る」 「疲れを-・る」
人の所有物自分のものにする。
ある手段によって,他に属していたもの自分のほうに移す。うばう。 「大手スーパーに客を-・られる」
不法手段自分のものにする。盗む。うばう。 「だまされて土地を-・られる」 「財布を-・られる」 〔金品をぬすむ場合は「盗る」とも書く〕
討ち果たす。殺す。また,首を切る。 「命を-・る」 「仇(かたき)を-・る」 「敵将の首を-・る」
注意関心などを引き付ける。 「テレビに気を-・られる」 「移り変わる景色に気を-・られる」
自由な動きをうばう。 「ぬかるみに足を-・られる」 「スリップしてハンドルを-・られる」
受け取る。徴収する。
物やサービス対価として相手から金銭を受け取る。 「代金を-・る」 「初診料を-・る」
強制的納めさせる。 「税金を-・る」 「賦課金を-・る」
契約約束によって受けて納める。 「家賃を-・る」 「月謝を-・る」 「手数料を-・る」
将棋カルタ花札トランプなどで,敵の駒やその場に出されたを,自分持ち駒にしたり,自分としてうばう。 「飛車を-・る」 「切り札で-・る」
スポーツ試合で,得点を得る。 「初回に二点を-・る」 「一本-・られる」
(「とってもらう」「とってあげる」など授与を表す動詞の上に付いて)他の人のために物を持って渡す。 「その胡椒(こしよう)を-・ってください
官位財産などを召し上げる没収する。 「かく官爵かんさくを-・られず/源氏 須磨
身に負う。引き受ける。受け止める。 《取》
他より劣る評判結果などを得る。 「不覚を-・る」 「若い者引けを-・らない」 「他社後れを-・る」
自分のするべきこととし引き受ける。 《取・執》 「責任を-・る」 「仲介労を-・る」
芸妓娼妓が,客を迎え相手をする。 「客を-・る」
財産家督受け継ぐ。 「跡を-・る」
身に加わる。身に積み重なる。 「年を-・る」 「当年-・って二五歳」
身に負わせる。課する多く受け身の形で用いる。 「反則を-・られる」 「罰金を-・られる」
多く「…にとって」「…にとりて」の形で)…の身として。…の立場からすれば。 「一介研究者に-・って身に余る名誉」 「反対派に-・ってじゃまな存在
選び出す。選んで決める。
よいものを選んで使う。すぐれているものを採用する。 《採・取》 「 - ・るべき唯一の方策」 「どちらの方法を-・るべきだろう」
人を採用する。 《採》
会社・組織などが,従業員採用する。 「新卒を-・る」 「理科系から-・る」
学校学生・生徒入学させる。 「一学年一八〇人-・る」
ある態度や行様式を選んでそのようにする。 《執》 「毅然たる態度を-・る」 「強硬手段を-・る」 「自由行動を-・る」
進む方向選び出し決める。選んでそちらへ行く。 《取》 「針路を北に-・る」 「徳本とくごう峠を越えて上高地へと道を-・る」 「学者への道を-・る」
あるものを選んでそれに基づく。よりどころとする。 《取》 「史実題材を-・った作品
みずからその下につく。仕える。 《取》 「主を-・る」 「師を-・る」
選び出す選択する。 「この二十八日になむ,舟に乗るべき日-・りたりければ/落窪 4」 「クジヲ-・ル/日葡
作り出す。ある形にしてとどめる。 《取》
あるものを原料にして何かを作り出す。 《取・採》 「大豆から油を-・る」 「アオカビ一種から抗生物質を-・る」
形を作る。形を似せ作る。 「石膏で型を-・る」
形を描き出す。 「輪郭を-・る」 「矛盾さまざまな形を-・って表面化する」
書き留める。 「ノートに-・る」 「控えを-・る」 「メモを-・る」
写す。
写真を写す。 《撮》 「記念写真を-・る」 「スナップを-・る」 「映画を-・る」 「レントゲンを-・る」
音や映像磁気テープなどに記録する。 「演奏会模様録音に-・る」 「野鳥鳴き声テープに-・る」 「ビデオに-・っておいた映画を楽しむ」 「コピーを-・る」 〔音を記録する場合は「録る」とも書く〕
数値などを記録する。 「データを-・る」 「心電図を-・る」
数量物事を知る。おしはかる。 《取》
数える。はかる。 「数を-・る」 「カウントを-・る」 「寸法を-・る」 「尺を-・る」 「脈を-・る」
数値集め計算する。 「平均を-・る」 「統計を-・る」
人数などを確認する。 「出席を-・る」 「点呼を-・る」
解釈する。推量する。理解する。受け取る。 「悪く-・らないでほしい」 「冗談を本気と-・られる」
うまく釣り合って安定するようにする。 「バランスを-・る」
相手気持ちに合うようにうまく扱う。 「機嫌を-・る」 「多少わるくなく-・られた事ゆゑ,自然足しげく通ふうち/当世書生気質 逍遥
場所や時間占める。 《取》
場所を占める。場所を定めて落ち着く。 「宿を-・る」 「席を-・る」 「会議室を-・る」 「陣を-・る」
場所を設ける。ある面積占める。 「書斎広く-・る」 「スペースを-・る」
予約して場所を確保する。 「指定券を-・る」 「金曜最終便を-・ってある」 「特別席を-・る」
時間労力を必要とする。費やす。かかる。 「準備手間を-・る」 「一時間ほど時間を-・ってくれないか」
しつらえる。ふとんを敷く。 「床(とこ)を-・る」
手・足・体などを動かす。ある動作をする。
動きととのえる。 「拍子を-・る」 「リズムを-・る」
相撲カルタなどをする。 「横綱と一番-・る」 「家族百人一首を-・る」
(「時にとって」「時にとりて」の形で)場合によって。時によって。 「人,木石にあらねば,時に-・りて,物に感ず事なきにあらず/徒然 41
たとえる。なぞらえる。 「例に-・る」 「このセクション人間に-・ってみれば心臓に当たる部門だ」 〔「とれる」に対す他動詞
[可能]とれる
( 動下二
とれる
慣用 揚げ足を- ・当たりを- ・裏を- ・遅れを- ・垢離(こり)を- ・采(さい)を- ・鞘(さや)を- ・質(しち)に- ・死に水を- ・酌を- ・陣を- ・先(せん)を- ・大事を- ・手に手を- ・手玉に- ・年を- ・中を- ・引けを- ・暇(ひま)を- ・不覚を- ・筆を- ・脈を- ・面を- / 鬼の首を取ったよう手に取るよう
表記とる(取・執・採・穫捕・獲・撮・録・盗・摂
「取る」は“手に持つ。手に入れる。徴収する。時間労力要する引き受ける”の意。「本を手に取る」「資格を取る」「天下を取る」「手数料を取る」「手間を取る」「責任を取る」 「執る」は“手に持って使う。行う”の意。「筆を執る」「政務執る」「毅然たる態度執る」 「採る」は“集める。採集する。えらぶ”の意。「きのこを採る」「天窓から明かりを採る」「大豆から油を採る」「決を採る」「新卒を採る」 「穫る」は“農作物などを収穫する”の意。「穫ったばかりトマト」 「捕る」は“つかまえる。捕球する”の意。「(ちよう)を捕る」「トンボを捕る」「外野フライを捕る」 「獲る」は“狩りや漁などで獲物をつかまえる”の意。「捕る」とも書く。「熊を獲る」「獲る」 「撮る」は“写真映画撮影する”の意。「写真を撮る」「映画を撮る」「レントゲンを撮る」 「録る」は“録音録画する”の意。「ビデオ録る」「野鳥の声をテープ録る」 「盗る」は“他人の物をうばう。ぬすむ”の意。「取る」とも書く。「お金盗る」「財布を盗られる」 「摂る」は“体内取りこむ。食べる”の意。「食事を摂る」「栄養を摂る」

と・る

連語
接続助詞「て」に動詞「おる(居る)」の付いた「ておる」の転。上にくる語によっては「どる」ともなる〕
その状態にあるという意を表す。 「しばらくここで待っ-・れ」 「晩飯もまだ食べ-・らんのじゃないか」 「腰を痛めていてだいぶ苦しんど・るようだ」 〔やや尊大言い方として用いられるが,本来は西部方言でのもの〕




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