第一選択薬
第一選択薬
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/27 01:41 UTC 版)
全ての第一選択抗結核薬の名前は、短縮された3文字と1つの文字で表せる。 エタンブトールはEMBもしくはE, イソニアジドはINHもしくはH, ピラジナミドはPZAもしくはZ, リファンピシンはRMPもしくはR, ストレプトマイシンはSMもしくはS. 第一選択抗結核薬の名前は、”RIPE”と覚えられている。リファンシン(リファンピシン)、イソニアジド、ピラジナミド、エタンブトールの略である。アメリカでは略語とされているが、リファンピシンは通常リファンピン(RIF)であり、ストレプトマイシンはSTMと略される。アメリカのみ、ストレプトマイシンはもはや第一選択薬としてみなされていない。しかし、WHOはストレプトマイシンに関しては、第一選択薬として推奨しており、薬能養成法では規範で類似された略であり、薬名は一文字で表示される(医療慣習上では粗野ではある)。下付き文字(後部に数字があるものは)で表わされているのは処方薬(第一選択薬)の継続的な量であり(3は「一週間に3回」を意味する)、下付き文字がないものは毎日の量である。ほとんどの養成法は“高強度期”と呼ばれる、その次に来るものは“強化期”もしくは、“根絶期”と呼ばれる。“継続期”と呼ばれる期間は高強度期の初期にあたり、下付き文字のスラッシュで分けられる時に継続期に切り替えとなる。2HREZ/4HR3はイソニアジド、リファンピシン、エタンブトール、ピラジナミドを2ヶ月間毎日、イソニアジドとリファンピシンを4ヵ月間、一週間に3回服用する。これらの標準略はこの記事の後の文章にも当てはまるものとする。
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