いち‐もんじ【一文字】
読み方:いちもんじ
2 「一」の字のように横にまっすぐなこと。真一文字。「口を—に結ぶ」
「朋子は泥濘(ぬかるみ)の道を—に歩いて行く」〈森田草平・煤煙〉
4 鎧(よろい)の背の押付(おしつけ)の板と化粧の板の高さを平均させるために入れる薄い板。
6 演劇で、舞台上部につるす横長の木綿の黒布。上部の舞台装置の目障りになる部分を観客の目から隠すとともに、舞台面に締まりをつける。
7 「一文字笠」の略。
いちもんじ【一文字】
ひと‐もじ【一文字】
一文字
一文字
一文字
姓 | 読み方 |
---|---|
一文字 | いちもんじ |
一文字 | ひともんじ |
一文字
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/07 21:34 UTC 版)
一文字(いちもんじ、1934年頃 - 1965年3月23日)は、恩賜上野動物園で飼育されていたオスのロバである[1][2][3]。1937年(昭和12年)に起きた盧溝橋事件で日本軍の弾薬運搬などに活躍し、事件終結後の1939年(昭和14年)1月に「軍功動物」として上野動物園に寄贈された[2][4][5]。第2次世界大戦の終了後は、子供動物園などの人気者となった[2][4][5]。老齢期に入って多くの歯を失ったが、1963年(昭和38年)に「入れ歯」製作に成功して元気を取り戻し、1965年(昭和40年)まで生き永らえている[1][2][6]。
注釈
- ^ 小宮の『物語 上野動物園の歴史』113頁では、「1月3日」のことと記述されている。
- ^ 石上の論文によると、ロバのメスは上下顎部分とも犬歯がないため、歯の数は36本となる。
- ^ 遠藤悟郎は、1965年(昭和40年)に新設された子供動物園係の初代係長となった人物で1976年(昭和51年)までその地位にあり、1980年(昭和55年)には埼玉県こども動物自然公園の初代園長に就任している。
出典
- ^ a b c d e f g h i j k l 石上健次、ロバ「一文字号」の義歯の試作について 石上 健次 『日本補綴歯科学会雑誌』 1965年 9巻 1号 p.98-103, doi:10.2186/jjps.9.98
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s 小宮、113-114頁。
- ^ a b c d e f g h i j k l 『上野動物園百年史 本編』、151-152頁。
- ^ a b c d e f g 増井、142-144頁。
- ^ a b c d e f g h i j 上野動物園の130年:あの日、歴史を支えた動物たち/15 ロバの一文字号 /東京 毎日新聞 2013年01月05日 地方版 2013年3月16日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l 中川、115-117頁。
- ^ a b c d e 入れ歯を入れたロバのはなし (PDF) 高田歯科医院ウェブサイト、2013年3月16日閲覧。
- ^ a b c d おもしろ歯学 入れ歯を入れたロバの話 岡崎好秀 岡山大学歯学部 小児歯科、2013年3月16日閲覧。
- ^ a b 世界で初めて入れ歯を入れたロバ (PDF) 丸尾歯科スマイルニュース、2013年3月16日閲覧。
- ^ 入れ歯をしたロバの話をご存じだろうか。 2011年8月12日 北海道建設新聞社ウェブサイト、2013年3月17日閲覧。
- ^ 劇団動物園『ろば』『むかし・まつり』上演記録 俳優・佐藤輝の世界、2013年3月17日閲覧。
一文字(いちもんじ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/08 00:30 UTC 版)
「ヤマト猛る!」の記事における「一文字(いちもんじ)」の解説
東京天心高校2年生。インターハイ個人戦準優勝。ミリ単位で頭をずらし首を捻るぶちかましや、一発一発関節を極めるおっつけなど、高度で習得困難な技を会得している“天才”で、天心高校相撲部監督曰く、「相撲取りの天敵」。インターハイ出場者でもマワシに触れることすら困難なため、そのマワシは真っ白。観客の女学生になぜ相撲をやっているのだろうと疑問を持たれるほど美形でスタイルも良いが、それに対する江藤の答えは「天才だから」。3校合同合宿に参加。虎徹に天心高校への転校を勧める。
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一文字
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/28 00:38 UTC 版)
礼装などに用いられるほか、能装束の大口袴は一文字に結ぶ。十文字の縦の「|」を作らず、(b)の紐を端まで結び目に巻きつける。
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一文字
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 03:18 UTC 版)
中等部からある組は「桜」「菫」「椿」で、一文字であることから中等部入学者を指す。
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「一文字」の例文・使い方・用例・文例
- パスワードは最低でも大文字を一文字含まなくてはいけません。
- 白鳥はその湖をめざして真一文字に飛んだ.
- 腹一文字に掻切った
- 腹一文字に掻き切る
- 一度に一文字タイプできる文書によるメッセージを印刷するための手動の印字機
- 掛け軸の表装において,一文字という細い布
- 一文字笠という,旅行用の笠
- 一文字笠という,婦人用の笠
- 一文字せせりという蝶
- 一文字棚という棚
- 一文字作りという,刺身の切り方
- 一文字せせりの幼虫
- 漢詩の巧拙を定める一文字
- 一文字菊という園芸品種の菊
- 一文字蝶という,タテハチョウ科の中型のチョウ
一文字と同じ種類の言葉
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