塩の加水分解
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/09 08:03 UTC 版)
酸および塩基の解離平衡定数が小さい物質が塩を形成した場合、水溶液にした際に化合物の一部は元の遊離酸・塩基を生成するが、これを塩の加水分解と呼ぶことがある。弱酸から生成する陰イオンは水からプロトンを引き抜き水酸化物イオンを生成し、弱塩基から生成する陽イオンは水と反応してオキソニウムイオンを生成する。記事化学平衡に詳しい。 CH 3 COO − + H + ⟶ CH 3 COOH {\displaystyle {\ce {CH3COO- + H+ -> CH3COOH}}} CH 3 COO − + H 2 O ↽ − − ⇀ CH 3 COOH + OH − {\displaystyle {\ce {CH3COO- + H2O <=> CH3COOH + OH-}}} ( CH 3 COONa + H 2 O ↽ − − ⇀ CH 3 COOH + Na + + OH − ) {\displaystyle {\ce {(CH3COONa + H_2O <=> CH3COOH + Na+ + OH- )}}} NH 4 + + H 2 O ↽ − − ⇀ NH 3 + H 3 O + {\displaystyle {\ce {NH4+ + H2O <=> {NH3}+ H3O+}}}
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