ウィークボソンとは? わかりやすく解説

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ウイーク‐ボソン【weak boson】

読み方:ういーくぼそん

《「ウイークボゾン」とも》素粒子間の弱い相互作用媒介する粒子質量陽子の約90倍。正・負Wボソン中性Zボソン3種がある。


ウィークボソン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/21 02:14 UTC 版)

Wボソン
組成 素粒子
グループ ゲージ粒子
相互作用 弱い相互作用
電磁相互作用
重力相互作用
反粒子 Wボソン
理論化 ジュリアン・シュウィンガー
発見 CERN(1983年)
記号 W±
 
質量 80.385±0.015 GeV/c2[1]
電荷 ±e
スピン 1
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Zボソン
組成 素粒子
グループ ゲージ粒子
相互作用 弱い相互作用
重力相互作用
反粒子 Zボソン
理論化 シェルドン・グラショースティーヴン・ワインバーグアブドゥッサラーム
発見 CERN(1983年)
記号 Z
質量 91.1876±0.0021 GeV/c2[2]
電荷 0
スピン 1
テンプレートを表示

ウィークボソン: weak boson)は素粒子物理学において、弱い相互作用を媒介する素粒子である。弱ボソンとも言う。 ウィークボソンはスピン1のベクトルボソンで、WボソンZボソンの二種類が存在する。いずれも大質量という特徴があり陽子質量に対してWボソンは約80倍、Zボソンは約90倍であり、このためごく短時間のうちに別の粒子に崩壊する。Wボソンは電荷 ±1 (W+,W)をもち、W+とWは互いに反粒子の関係にある。 Zボソンは電荷 0 で、反粒子はおなじZボソンである。

1968年に理論で存在が予言され、1983年に欧州合同原子核研究所にてその存在が確認された[3]

概要

弱い相互作用ベータ崩壊に代表される、粒子の種類を変える相互作用である。

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