正の数と負の数
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数学における正の数(せいのすう、英: positive number, plus number, above number; 正数)は、0より大きい実数である。対照的に負の数(ふのすう、英: negative number, minus number, below number; 負数)は、0より小さい実数である。とくに初等数学・算術や初等数論などの文脈によっては、(暗黙の了解のもと)特に断りなく、より限定的な範囲の正の有理数や正の整数という意味で単に「正の数」と呼んでいる場合がある。負の数も同様である。
- ^ 『相対論の式を導いてみよう、そして、人に話そう』(小笠英志、ベレ出版、ISBN 978-4860642679)の PP.121-127にマイナス×マイナスがプラスになることの小学生も納得できる説明が書いてある。
- ^ Hayashi, Takao (2005), "Indian Mathematics", in Flood, Gavin, The Blackwell Companion to Hinduism, Oxford: Basil Blackwell, 616 pages, pp. 360-375, ISBN 978-1-4051-3251-0.
- ^ Colva Roney-Dougal, Lecturer in Pure Mathematics at the University of St Andrews, stated this on the BBC Radio 4 "In Our Time", on Negative Numbers, 9 March 2006.
- ^ Knowledge Transfer and Perceptions of the Passage of Time, ICEE-2002 Keynote Address by Colin Adamson-Macedo. [1]
- ^ Maseres, Francis, 1731–1824. A dissertation on the use of the negative sign in algebra, 1758.
- ^ Alberto A. Martinez, Negative Math: How Mathematical Rules Can Be Positively Bent, Princeton University Press, 2006; おもに1600年代から1900年代前半にかけての、負数に関する論争の歴史。
正負
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「プラス記号とマイナス記号」の記事における「正負」の解説
「−」は、オペランドを加法逆元(あるいは「反数」)で置き換えることを指示する単項演算子である。−a は a の加法逆元である。 正の数に適用されるとき、単項マイナスは負の数を作成する。たとえば、−5 は負の 5 であり、−10.4 は負の 10.4 である。負の数に適用されるとき、単項マイナスは正の数を作成する(負の負数は正である)。たとえば、もし x が 3 なら、−x は −3 であるが、もし x が −3 なら、−x は 3 である。同様に、−(−2) は 2 に等しい。ゼロに適用される場合結果はゼロである (−0 = 0)。 それに対し、「+」はオペランドを変更しない単項演算子である。たとえば、+a = a、+5 = 5 である。この記法は数が正であることを強調したいとき、とくに負の数と対比させるとき(+5 対 −5)に使われる。 文脈によっては、それぞれに応じて異なるグリフを使うことがある。たとえば単項演算子は(2 − 5 = −3 のように)上付きに書くことがあるが、このような用法はまれである。
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