電荷に関するクーロンの法則とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 電荷に関するクーロンの法則の意味・解説 

電荷に関するクーロンの法則

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/26 02:22 UTC 版)

クーロンの法則」の記事における「電荷に関するクーロンの法則」の解説

真空中で、二つ電荷帯びた粒子荷電粒子)間に働く力の大きさは、二つ粒子電荷大きさの積に比例し粒子間の距離の二乗反比例する。同符号電荷のあいだには斥力異な符号電荷のあいだには引力が働く。この力のことをクーロン力(またはクーロン相互作用)と呼ぶ。 位置 r 1 {\displaystyle {\boldsymbol {r}}_{1}} にある電荷 q 1 {\displaystyle q_{1}} の荷電粒子位置 r 2 {\displaystyle {\boldsymbol {r}}_{2}} にある電荷 q 2 {\displaystyle q_{2}} の荷電粒子から受けるクーロン力を F {\displaystyle {\boldsymbol {F}}} とすると、真空中では F = q 1 q 2 4 π ε 0 r 1 − r 2 | r 1 − r 2 | 3 {\displaystyle {\boldsymbol {F}}={\frac {q_{1}q_{2}}{4\pi \varepsilon _{0}}}{\frac {{\boldsymbol {r}}_{1}-{\boldsymbol {r}}_{2}}{|{\boldsymbol {r}}_{1}-{\boldsymbol {r}}_{2}|^{3}}}} となる。 ε 0 {\displaystyle \varepsilon _{0}} は真空の誘電率(≈ 8.85418781×1012 F/m)で、 1 4 π ε 0 {\displaystyle {\frac {1}{4\pi \varepsilon _{0}}}} ≈ 8.987552×109 V2/N である。 電荷電束密度 D {\displaystyle {\boldsymbol {D}}} (源場)を作り電場 E {\displaystyle {\boldsymbol {E}}} (力場)から力を受けると考えて、以下のように書ける。 F = q 1 E , E = ε 0 − 1 D , D = q 2 4 π r 1 − r 2 | r 1 − r 2 | 3 {\displaystyle {\boldsymbol {F}}=q_{1}{\boldsymbol {E}},\quad {\boldsymbol {E}}=\varepsilon _{0}^{-1}{\boldsymbol {D}},\quad {\boldsymbol {D}}={\frac {q_{2}}{4\pi }}{\frac {{\boldsymbol {r}}_{1}-{\boldsymbol {r}}_{2}}{|{\boldsymbol {r}}_{1}-{\boldsymbol {r}}_{2}|^{3}}}} 2番目の式は真空中での D {\displaystyle {\boldsymbol {D}}} と E {\displaystyle {\boldsymbol {E}}} の関係を表す式(真空構成方程式)である。一般媒質では分極 P {\displaystyle {\boldsymbol {P}}} を用いて D = ε 0 E + P {\displaystyle {\boldsymbol {D}}=\varepsilon _{0}{\boldsymbol {E}}+{\boldsymbol {P}}} となる。 クーロン力は以下のようなクーロンポテンシャルから導くことができる。 V 1 ( r ^ 1 ) = q 1q 2 r r ^ = V 2 ( r ^ 2 ) {\displaystyle V_{1}({\boldsymbol {\hat {r}}}_{1})={\frac {q_{1}\cdot {}q_{2}}{r}}{\boldsymbol {\hat {r}}}=V_{2}({\boldsymbol {\hat {r}}}_{2})} クーロン力位置のみに依存する保存力であることがわかる。

※この「電荷に関するクーロンの法則」の解説は、「クーロンの法則」の解説の一部です。
「電荷に関するクーロンの法則」を含む「クーロンの法則」の記事については、「クーロンの法則」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「電荷に関するクーロンの法則」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「電荷に関するクーロンの法則」の関連用語

電荷に関するクーロンの法則のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



電荷に関するクーロンの法則のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのクーロンの法則 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS